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年齢代別の歯のケアの方法 

Posted September. 19, 2007 08:02,   

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歯にトラブルが起こると身体のほかの部分に疾病ができるのはもちろん、社会活動にも問題が生じる。発音がおかしくなり、顔の形も変わるので、人の前に出るのを憚れるようになるからだ。祖先が「五福」の一つとして貴重に思ってきた歯を、一生を通じて健康に維持するためには、年齢代による歯のケアが求められる。

▲0歳〜満6歳〓大体満3歳までに、20本の乳歯がすべて口腔内に出てくる。この時期に特に気をつけなければならないのは哺乳瓶による虫歯だ。哺乳瓶による虫歯はほとんど、子どもが泣くので、夜眠る前に哺乳瓶をくわえて寝かしたり、母乳を飲ませながら寝かした場合発生する。ミルクや母乳が上唇と歯の間にたまって残っていると、上の前歯から白く変わり始めて虫歯が発生する。1歳の誕生日が過ぎると、夜、哺乳瓶をくわえて寝かす習慣を直さなければならない。必ず哺乳瓶を使わなければならなかったら、砂糖が入っていない麦茶などを与える。

哺乳瓶による虫歯の治療は普通満3歳以前に行われるため、治療の時、子どもや親の苦痛は想像以上に大きい。1歳の誕生日が過ぎてからは子ども用の歯ブラシと歯磨き粉で歯を磨き始めなければならない。満6歳ごろになると、乳歯の奥歯の一番奥から永久歯の奥歯が生え始め、前歯も一つずつ永久歯に生え変わり始まる。この時からが歯科の検診がさらに重要になる時期だ。

▲満7〜12歳〓口の中の変化が一番著しい時期だ。乳歯と永久歯がこの時全部切り替えられる。この時期はまた虫歯の発生率が多い。子どもの顔面骨(facial bone)が大いに成長する時期なので、しゃくれた顎になったり、逆に上顎が突出しすぎる問題、顔の非対称などを重点的に点検しなければならない。

3〜6ヵ月の間隔で小児歯科で定期的な検査を受けるのが肝心だ。顔面骨の成長が終わるまで何ら予防措置をしないまま、成長が終わった後、問題を発見すると、治療がもっと難しくなり、手術を受けなければならない場合もある。顔面骨の成長は遺伝的な要因が多いため、親の中でしゃくれた顎や他の骨格異常があれば、子どもの似たような形を見せるか、歯科で検査を受ける必要がある。早ければ満4、5歳、遅くても7、8歳までは検査を受けるのが良い。

▲満13歳〜30代〓中高校時代は一生の中で、歯が一番健康な時期だ。虫歯はほとんど発生せず、歯茎の疾患もまだ始まる前であるためだ。しゃくれた顎など不正咬合は遅くても10代後半までは治療を終えなければならない。

20代から30代にかけては歯茎から少しずつ血が出たり、歯が痺れるといった歯周疾患を経験するようになる。対人関係の幅が広がり、社会活動も旺盛に行う時期なので、口のにおいの管理が重要な時期だ。口のにおいは本人より他人が先に、もっときつく感じる。定期健診をする時、口のにおいがするかどうか確認しなければならない。

▲40、50代〓40、50代には程度の違いはあるが、歯茎の疾患を患っている人が多い。この時期に歯を失うことになる主要な原因の一つが、歯茎の疾患だ。よく「風歯」と呼ばれる歯周炎は、口腔内の細菌によって発生する炎症性疾患だ。したがって、原因になるプラックを取り除くのが一番よい予防法だ。

プラックは歯磨きで取り除かれる。しかし、歯に粘っこく付いているため、きちんと絶えず歯磨きをしなければ、完全に除去されずに残っている。歯周炎はある程度進行されるまでは痛みが感じられないが、病が相当進んでこそ感じるようになる。初期段階では症状があって消える過程を繰り返しながら、徐々に酷くなる。

△歯茎が腫れて色が赤くなる、△歯茎で血が出る、△口臭が消えない、△歯茎が下がる、△歯の間が広がる、△歯が揺れる——といった症状が出ると、直ちに医者に診てもらわなければならない。

▲60代以後〓老化が進むと、口腔内にも変化が起きる。唾液の分泌が減少し、歯も水分が少なくなって割れやすくなる。歯の磨耗もたくさん進められる。歯周炎と関連のある全身疾患を患う比率も高くなる。

歯茎が減りながら歯根も露出してくる。結果的に虫歯と歯周疾患の発生および悪化の可能性が高く、これによって歯の喪失の危険性もとても高くなる。歯が一部喪失されると、口腔内のバランスが崩れ、残りの歯も急速に悪くなりやすくなる。歯が失われた場合、インプラントの施術を受けるなどの治療が必要だ。

助言:三星(サムスン)ソウル病院・朴ギテ(小児歯科)、ゲ・スンボム(歯周科)、清潭秀(チョンダム・ス)歯科病院・金ソンヨン院長



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