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「あー」してください、あごは大丈夫ですか

「あー」してください、あごは大丈夫ですか

Posted April. 09, 2007 07:17,   

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あごの関節障害はじん帯、筋肉、関節嚢に炎症が起こるか、あごの関節内の軟骨の位置がずれたために生じる。ストレス、悪い生活習慣などが原因だと医療関係者は分析する。

代表的な症状は、あごが痛くて口がよく開けられない、あごで音がする、ひどい場合は頭痛や顔面痛、肩痛まで生じる。耳で音がしたり、歯痛、めまい、うつ病、不眠症などを伴う場合もある。

慢性ストレスは、あごの関節周辺の筋肉を過度に緊張させる。筋肉に疲労物質がたまれば、炎症が生じるだけでなく、あごの関節軟骨の位置を変形させる。また歯をくいしばる癖があったり、歯ぎしたりする人、虫歯、歯ぐきの疾患があって食べ物をしっかり噛めない人も、あごの関節を無理に使うことになり障害が生じる。

下の歯と上の歯が正確にかみ合わない「不正交合」の人もかかりやすい。少しかかがんだ姿勢で長くコンピューターの前で座っていると、あご、首、肩の筋肉が緊張してあごの軟骨の位置がずれる恐れがある。

原因によって治療方法も多様だ。

痛みはないがあごで音がする時は、急いで治療する必要はない。しかし1週間以上音がして、痛みが生じれば、休息を取って、薬を飲み治療を並行したほうがいい。あごの関節軟骨の位置と形態に問題が生じれば、交合安定装置(マウスピース)をはめて、関節の間を少し広げる手術を受けなければならない。

習慣のために病気になったなら、ボトックス手術で特定筋肉を麻痺させ、筋肉をほぐす方法もある。ひどい場合は、体の他の軟骨を取ってあごの関節内の軟骨をつくる手術や、軟骨の位置を矯正する手術を受ける。

基本的には生活習慣を正しくし、予防するのが重要だ。

わざと音を出したり、あごを左右に動かしたりすることは控えなければならない。また、ガム、スルメ、かたい肉、かたい煮豆などは、あごの関節のじん帯が伸びる恐れのある食べ物なので、食べ過ぎないほうがいい。あくびをする時は、あごを手の平で支えて口が大きく開かないようにし、かたい果物を食べる時も気をつけなければならない。

激しい運動をする時や、試験など緊張することが近づいた時、歯をくいしばる癖があるなら、意識的にあごの力を抜く練習をしなければならない。特に、スポーツジムのような所で重いものを持ち上げる上体運動をする時は、自然に歯をくいしばることになるので、運動をする前にあごの障害がある人はマウスピースをはめた方がいい。

座って仕事をする時は、姿勢を正しくし、首をまっすぐに維持するのがいい。30分〜1時間に1度ストレッチングをすることを勧める。頬づえをついたり、爪をかんだり、食べ物を一方の歯だけで噛んだりする習慣も直さなければならない。

また、机にうつ伏せになって寝ると、一方向にあごが押される。あごが傷つくほどの事故に遭ったリ、衝撃を受けたりした場合、あごの関節に異常があるかどうか検査したほうがいい。目に見える皮膚の傷は治っても、関節に問題がある場合があるためだ。

(アドバイス=ソウル峨山病院口腔顎顔外科の李ブギュ教授、社団法人顎関節協会)



artemes@donga.com