赤道以南のニュージーランド。北半球の韓国とは季節が反対だ。ニュージーランドは今、夏の終わり頃だ。北島の北方に位置する「xイ・オブ・アイランズ（Bay of islands）」は、キウィやオレンジなどの果物がふんだんに実る亜熱帯に属する穏やかな気候の海岸だ。ベイ・オブ・アイランズという地名は、１４４の島々が閑麗水道（慶尚南道統栄市の閑山島から泗川市、南海郡を経て麗水市に至るまでの海の道。１９６８年、国立公園に指定された）の島々より細かく海を飾っているユニークな地形にちなんだものだ。その素晴らしい景観と気候ゆえに、ここはニュージーランドの人々が死ぬ前に一度は訪れたい「マスト・シー（must see）」旅行スポットになって久しい。
○トラベルプランナーで旅行情報を得る
トラベルプランナーは、二段階で構成されている。旅行地に関する情報（地図も含む）を探すのと、日付別のスケジュール作りの二段階だ。予約（航空・宿泊・アクティビティ）は旅行会社に依頼するように設計されている。
まず、ホームページ（www.newzealand.com）に利用者のプロフィールを作る必要がある。電子メールアドレスと暗証番号さえ入力すればＯＫ。第１段階の情報収集から見てみよう。ホームページ上段のメニューから各地域の案内をクリックする。ニュージーランド全域を２４の地域に分けた観光地リストとともに、その番号が表示された全国地図が現われる。左側には「どこからスタートしますか」というタイトルの下に「地方」「国立公園」「ドライブ・ルート」「テーマのあるルート」の案内がある。私たちの目当て「ベイ・オブ・アイランズ」は、１番のノースランド地域に属する。カーソルを動かすと、情報ウインドウがポップアップする。ダブルクリックすると、ノースランド旅行ページが開く。左側の案内には、旅行情報がびっしり並んでいる。「必見」「観光ハイライト」「交通機関」「アクティビティとアトラクション」「インフォメーションセンター」「宿泊施設」「主要な町」…。すべての情報は英語のほか、ドイツ語、韓国語、日本語、中国語で提供されている。その下段には「旅行の感想」もある。
右側の地図の下には「四季の見所」がある。夏（１２月から２月）にイルカと一緒に遊泳できるという情報が目立つ。クリックすれば、四季おりおりの情報が見られる。左下の「より詳しい情報」には、ノースランド地方観光局の電子メールとウェブサイトのアドレスが掲載されている。他のページに移動する前にやっておかなければならないことがある。このページをトラベル・プランナーの「情報収集」に登録することだ。トラベル・プランナーの最上段にある登録表示をクリックすればいい。
これからは各論。詳しい情報を得る段階だ。左側の「必見」をクリックすると、多くの情報の中に「ベイ・オブ・アイランズのアクティビティ」が見える。その内容は、△イルカと一緒に泳ぐツアー△「ホール・イン・ザ･ロック＝Hole in the rock」クルーズ△ケープ・ブレット（ブレット岬）までの快速クルーズ△ワイタンギ・トリティ・グラウンド（Waitangi Treaty Grounds：１８４０年、英国のエリザベス女王の使者と先住民のマオリ族代表が締結したニュージーランド領土譲与条約）△カパ・ハカの民族ダンス観覧など。このページも登録した後、「必見」の下の「アクティビティとアトラクション」をクリックした。多様な情報が詰まっている。空のアクティビティ（グライディング、パラグライディング、スカイ・ダイビング）、芸術と文化遺跡（文化遺産観光地、博物館、美術館など）、アトラクション（ガーデン、ファーム、温泉・スパ、ワイナリ、火山と地熱地帯など）、地上のアクティビティ（４ＷＤアドベンチャー、ゴルフ、乗馬、トラッキングなど）、水上のアクティビティ（海のフィッシング、クルーズ、サーフィン、海のカヌー・カヤックなど）、野生動物との遭遇（ホエール・ウォッチングなど）およびツアー（ガイド付きツアー、個人旅行、デイリーツアー、グループツアー）…。
情報収集の結果、ベイ・オブ・アイランズのイチオシは、クルーズ観光。アクティビティのクルーズ観光をクリックすると、１５の会社名が並ぶ。クォールマーク（政府官公庁のお墨付きマーク）のついている５社のうち、「キングス・イルカ・クルーズ＆ツアーズ」を選んだ。
詳細情報が写真とともに提供され、地図上に位置も表示された。ウェブサイトはもちろん、メールアドレスもあり、３月の気候に関する質問を送った。すると、２４時間も経たないうちに返信があった。３月も夏とそれほど変わらないという。その速やかさに驚いた。すべての情報は４ヵ国語で提供されているが、電子メールだけは英語でやりとりする。
○トラベル・プランナーで旅行スケジュール作り
旅行情報を十分に得たら、スケジュール作りをする。トラベル・プランナーをクリックすれば、「マイ・カレンダー」というウインドウが開くが、スケジュール表を作る方法に関する説明だ。下の「次」をクリックしよう。すると新しいウインドウの左に、それまで収集した情報アイテムが、右には「Ｄａｙ１」「Ｄａｙ２」「Ｄａｙ３」といった具合で表示された四角いカレンダーが現れる。カレンダーの上の出発日をクリックすれば、自動的にカレンダーに日付が表示される。その後、左側のウインドウの情報アイテムをマウスでドラッグして希望の日付の上まで移動させてドロップする。スケジュール作りはこのように簡単にできる。トラベル・プランナーは、「目的地に関しては何も知らない外国人旅行者が旅立つ前に計画を立てる過程で想定されるほとんどの要求事項（サービス及び情報）をサポートする、よくできたソフト」だ。
summer@donga.com
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