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第79回アカデミーの男女主演賞はキング&クイーンに

第79回アカデミーの男女主演賞はキング&クイーンに

Posted February. 27, 2007 06:54,   

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「王」と「女王」がそれぞれ、男女の主演賞を獲得した。

主演女優賞を占めた映画『クイーン』のヘレン・ミレンは、「女王専門vの女優として知られている。今年、ゴールデン・グローブでエリザベス1世(テレビ・ドラマ『エリザベス1世』)と2世(映画『クイーン』)役で主演女優賞を二つも受け、これまでで映画『ジョージ王の狂気』など計6本で女王役を演じた。

ミレンは、エリザベト1世と2世を二人とも演技した唯一の女優で、03年に英国女王から、女性騎士爵位である「デイム」を授与した。彼女の夫は、『愛と青春の旅だち』『白夜』『レイ』のテイラー・ハックフォード監督だ。

受賞を予想したように淡々とした表情で舞台に出たミレンは、「50年間、エリザベス・ウインザー(エリザベス2世)は威厳を保ち、同じヘアスタイルを維持し、いつも断固かつ厳格にハンドバッグを持ち歩いた。その勇気と一貫性を本当に尊敬する」と語った。そして、最後に、トロフィーを高く持ち上げて「女王がいらっしゃらなかったら、私はこの場にいなかったはずです。女王にこの賞を捧げます」と述べた。

一方、映画『ザ・ラスト・キング・オブ・スコットランド』で主演男優賞に受賞したフォレスト・ウィッテカーは、身長189cmに体重は100kgに肉薄する体格からキングサイズ役者だ。

ウィッテカーは役者とプロデューサー、監督で活動中だ。この映画のため1日24時間だけでなく夢の中でも、ウガンダの独裁者イデ・アミンのつもりで暮らしたという彼は、「顔の左側と右側がそれぞれ異なる表情でおびただしい感情を伝える」という評価を受けるなど、最高の演技を見せてくれた。

授賞式舞台に上がったウィッテカーは、巨体にふさわしくなくトロフィーをいじくり、そわそわしながらポケットから受賞所感を書いたメモを取り出し感動的な所感を残した。「私が幼い頃、映画を見られたのは、うちの家族の車の後の席ででした。私が映画に出演するとは想像もできませんでした。(中略)すべてのものが可能です。夢を持ち、意志を持って努力すれば、夢は叶えられます」



yourcat@donga.com