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「音楽のバイキングに招待します」 ウ・グァンヒョク教授の「世界楽器旅行」

「音楽のバイキングに招待します」 ウ・グァンヒョク教授の「世界楽器旅行」

Posted February. 07, 2007 07:05,   

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「世界楽器旅行は、いわばバイキングです。このごろは、バイキングに量よりは多様な味を経験したくて行くんですね。本当に美味しいものを食べに行きたい時は、専門料理店に行きますね。学生たちが専門音楽会場を訪れるようパイプや踏み石の役目をしてあげるのが、私の公演です」

世界60カ国あまりで100個以上の楽器で開くワールド・ミュージック・コンサート「世界楽器旅行」に対し、韓国芸術総合学校のウ・グァンヒョク(舞踊音楽)教授はこのように紹介した。おかげで同コンサートには、「生きている音楽博物館」「座ってする世界旅行」などの好評を得た。01年から始まった同公演は、青少年音楽体験プログラムで全国を回り、200回あまりも続いた。

パリ・ソルボンヌ大に留学したウ教授は1995年に帰国する時、パリのフリーマケットで数百種の楽器を買って来た。価格は5000ウォンから500万ウォンまで千差万別だ。彼は帰国後、各国の楽器を直接演奏し「音楽史」を講義した。大学や企業の招待講演で面白いという噂が広がり、正式公演に発展した。

「中高校時代にバンド部活動をした時から何でも粘り強く続けたので、100種あまりの楽器を扱うことができるようになりました。オーケストラでよく見られる楽器ではありません。アフリカ、アジアなど第3世界を見下していた学生たちも、実際にエジプト、中東、インドネシアの音楽を聞かせたら『こんなに美しい音楽があったのか』と喜んでました」

ウ教授は、専門の演奏団である「ビッソリ(光の音という意味)・アンサンブル」と一緒に古代国家の王の墓で発掘された楽器をはじめ、スコットランドのバックパイプ、ルーマニアのパンフルート、キャリビアンベイのカリプソドラム、インドネシアのバムベル合奏など、韓国では珍しい楽器で音楽を演奏する。

また、海から引上げた巻貝、水牛の角で作ったホルン、波の音がするオーシャンドラム、鬼の音がする弓など幻想的な音響効果を出す楽器もお目見えする。

「楽器は自発性を導き出す妙な趣があります。公演が終われば、人々は舞台に来て皆が楽器に触りたがるのです。音楽を理論や合唱で学んだ学生たちは受身的ですが、楽器を見せてあげれば目の色から変わります。好奇心も使えば使うほど増えます」

今回の公演は、東亜(トンア)日報社が主催し、韓進(ハンジン)重工業が後援する、青少年芸術体験のための音楽会でもある。14日、京幾道議政府市(キョンギド・ウィジョンブシ)の「芸術の殿堂」を皮切りに、今年の1年間、隔月で、全国六つの都市で開かれる。初公演には、ミュージカル俳優兼歌手であるキル・ソンウォンさんの司会で、ウ・グァンヒョク教授の「世界楽器旅行」と、アカペラ・グループ「A−Seed」、ビーボーイチーム「マクル」が舞台に立つ。無料。観覧申込みは02−2020—1620。



raphy@donga.com