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不滅のロック、エルビス・プレスリー伝説は今も現在進行形

不滅のロック、エルビス・プレスリー伝説は今も現在進行形

Posted January. 24, 2007 06:20,   

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●EPE、コンサートDVD発売など、40のイベント

米南部メンフィスの元トラック運転手が、このように「不滅」の存在として記憶されるのはなぜなのか。30年が過ぎた今でも彼の歴史は現在進行形だ。

毎年、彼の誕生日(1月8日)と忌日に各種の追悼イベントが開かれるが、今年は30周忌であるだけに、年明けからそのイベントの準備に気合が入っている。1月日本(9日)とスペイン(18日)を皮切りに、エルビス・プレスリーの歌まね大会が開催されるなど、全世界的に追悼イベントが相次いでいる。

韓国も例外ではない。エルビス・プレスリーの歌24曲で作られた米ブロードウェーのミュジーカル「オールシュックアップ」が30日からソウル中区(チュング)の忠武(チュンム)アートホールで初公演される。

「エルビス通り」とされている京畿道坡州市(キョンギト・パチュシ)のエルビス記念館「パルロダットドリーム」館長の李チョンジン氏は、エルビスが亡くなった8月の一ヶ月間に集中的に追悼イベントを行うため、3月からエルビス30周忌イベント準備委員会を立ち上げる予定だ。

現在、李氏はエルビスが生前に乗っていたキャディラック乗用車10台あまりを米国から直に空輸し、キャディラック展示会を開く一方、大規模な歌まね大会とオリジナルLP版展示会の開催も視野に入れている。

何よりもエルビスのすべての販売権を握っているエルビス・プレスリー・エンタープライズ(EPE)の追悼イベントが関心を集める。EPEは、1月末に彼の25番目のライブコンサートの実況と映画コレクションDVDを発売するのを皮切りに、およそ40個のイベントを計画している。

EPEは、エルビスを知らない10、20代向けに、彼の顔を刻んだナッツクリームやバナナ缶詰を7月に販売し、彼の忌日週間である8月11日〜19日後輩歌手20、30チームが出演する大規模なエルビス追悼公演を進める。

●「ビートルズも影響され…全人類的なミュージシャン」

1956年にデビューしたエルビス・プレスリーは、ラッパズボンともみ上げなどユニークなファッションを売りにして「ラブミー・テンダー」、「ハウンド・ドッグ」、「ハートブレーク・ホテル」、「冷たくしないで」など、数多くのヒット曲を残した。

ビルボードチャートのヒット曲はおよそ149曲になり、「トップ10」ヒット曲だけでも38曲に上るなど、彼が亡くなって30年が過ぎた今までも、「ロックンロールの皇帝」が残した記録は破られずにいる。歌手兼DJのペ・チョルス氏は、「彼は今日のポップ、ロックなど、20世紀ロックロール音楽歴史の出発点であり、『ビートルズ』のメンバーさえ彼に影響を受けたと語っているくらいだ。白人でありながらも黒人の感性まで歌った全人類的なミュージーシャンだ」と評価した。

エルビスは、単なる思い出の商品ではないという話だ。ヒット曲「ア・リトル・レス・カンヴァーセーション」がダンスにリミックスされ、イギリスのシングルチャート1位となったり、ヒット曲コレクション「エルビス30#1ヒット」が15カ国のアルバムチャート1位となるなど、彼が健在だという証拠はいくらでもある。

ミュージカル「オールシュックアップ」でナタリー役を演じる歌手の李ソウン(25)氏は「時にはストレートで男性優越的な感じもするが、彼の音楽には自由があり、拘束から解放されたいという抵抗精神が込まれている」と話した。



bsism@donga.com