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冬の山行とスキーに乗る時は必ずサングラスとゴーグルを

冬の山行とスキーに乗る時は必ずサングラスとゴーグルを

Posted December. 12, 2006 06:56,   

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肌寒い氷点下の天気にも、冬は登山、ソリ、スキーなど冬のスポーツとレジャーを楽しむマニアが増える時期だ。しかし、この時期にも、肌と目などの健康には十分気を付けなければならない。

▲登山時の目の保護〓雪はアスファルトや土など一般地表面より多い量の紫外線を反射するため、目に損傷を与えやすい。アスファルトの表面が紫外線を4〜11%、泥が5〜8%反射するのに比べ、雪は80%以上の紫外線を反射する。

雪に反射する紫外線によって生ずる最多の症状は雪眼炎だ。長期間、紫外線などに露出された目の角膜が痛み、炎症ができ、ついには物体をまともに見られなくなる疾患だ。雪眼炎はひどい痛みとともに涙を伴い、痛くて目を開けられなくなり、物をまともに見られない。雪に反射する紫外線が強い冬には、一般登山客たちも山行途中、雪眼炎にかかりやすい。

物がまともに見えないので安全に山を下りにくく、ややもすれば危険な状況に陥ることになる。冬の山行後、雪眼炎の症状が表れれば、必ず眼科に行かなければならない。一応雪眼炎という診断を受ければ、炎症状態がよくなるまで、消炎剤などを投与し治療しなければならない。

また、山行を楽しむ中長年層なら、白内障に気を付けなければならない。紫外線に長期間露出すれば、白内障がひどくなる可能性がある。

紫外線に慢性的に露出する場合には、失明を誘発する疾患である黄斑変性にまでなるかもしれない。

▲スキー場での肌の保護〓スキーの速度感を満喫すればするほど、肌の水分は速く失われる。これは、肌の乾燥としわの原因となる。スキーに乗る前と乗った後に、十分で徹底した保湿をしなければならない。スキーに乗る間にも、お湯を飲んで水分を供給する。この時、コーヒーは利尿作用のため、むしろ水分が減るから避けた方がいい。

スキーに乗っていると、唇が荒れる人も多い。スキーに乗る前日、顔用保湿クリームをつける時、唇までたっぷりつけるようにしよう。スキーに行く時、リップクリームも忘れないように。

唇が渇かないように、随時にリップクリームやワセリンをつければよい。すでに唇が荒れたなら、家でスチームタオルで唇を3〜5分間覆って角質を柔らかくした後、注意深くはいだ方が刺激が小さい。それから栄養クリームと保湿エッセンスを交ぜ、十分につけた後、ラップをしておけば、ふたたび健康な唇になる。

保湿のためには、ゴーグルとスキーマスクは欠かせない。スキーマスクは、鼻面に多い日光火傷を防ぐにも役に立つ。

紫外線遮断剤は、スキーに乗る30分前に、SPF30以上の製品で厚くつけなければならない。そうしなければ、しみやそばかすなどができる恐れがある。6時間以上スキーに乗るなら、少なくとも2回以上は重ねてつけなければならない。化粧した女性の場合、重ねてつけるのが難しければ、スプレー式紫外線遮断剤を使用すればいい。

冷たい風が吹きつけるスキー場にいれば、顔肌に白く角質ができることもある。スキー場に行って来た後、角質を取ろうとしてスクラップなどを使うのは、刺激を受けて敏感になった肌にもう一度損傷を与えることになる。

(アドバイス=金ビョンヨプ・コンヤン大医大金眼科病院教授、イム・イソク・テーマ皮膚科院長)



likeday@donga.com