Go to contents

「朴ギョンオクのプロポーズ」16日に最後の公演

「朴ギョンオクのプロポーズ」16日に最後の公演

Posted December. 06, 2006 06:57,   

한국어

「これまで、他人が企画した舞台で演奏ばかりしてきましたが、直接お客を招待し、映像を準備して舞台を演出してみると、その間、私が生きて来ながらしてきた様々な活動が、無意味なことではなかったことに気付きました。生の経験が盛り込まれた音楽は、私たちにより深い感動を与えてくれるということが分りました」

3カ月間、1カ月に1回ずつ、ソウル芸術の殿堂リサイトルホールで開かれたチェリストの朴ギョンオク(48・写真)氏のミュージック・ストーリー「朴ギョンオクのプロポーズ」最後の公演が、16日午後8時に開かれる。

350席規模のリサイトルホールで開かれる同公演は、サロン音楽会のように観客と疏通する暖かい対話がある音楽会だ。それだけに、演奏者の技量はもちろん、性格と友人関係まで全部あらわれる。

朴氏は、「10月、秋の回想」では1970年代に一緒に学校に通ったコ・スンドク弁護士をお客で招待し、話がある音楽会を用意した。「11月、フレンズ」公演では、日本アニメ監督の宇井孝司氏の作品「葉っぱのフレディ−」を背景に、生と死に対し暝想する音楽会を開いた。

今回の「12月、音楽の贈り物」は、話や映像が中心だったこれまでの公演とは違って、それこそ「贈り物のような音楽」だけで用意された。チェロの音と最も類似したバリトンのチョン・ロクギさんと一緒にシューベルト、ブラームスの歌曲を聞かせてくれて、ハーフ・アンサンブル(ハーピストクァク・ジョン)、ジャズピアノ(金ソングァン)などの伴奏に合わせたバッハの「マタイ受難曲」など、普段は聞くことの難しいチェロと多様な楽器の組合が繰り広げられる。

朴氏は、「観客と会いながら、これからは音楽だけでも十分に疎通が可能だと感じた。華やかな外国演奏家の音楽会より、観客が私たちの生命が溶け込んでいる韓国演奏者の小さなコンサートを愛してほしい」と語った。2万〜4万ウォン。02−580−1300。



raphy@donga.com