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声の震え

Posted December. 04, 2006 06:44,   

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冬は就職の準備生や大学入試の受験生の面接シーズンだ。彼らの中には、ユ氏のように声の震える症状を心配する人が少なくない。人生を左右しかねない面接で、はっきりした声でものを言おうとすれば、どうすれば良いのか。

ヨンドン・セブランス病院音声言語医学研究所のナム・ドヒョン教授は、「一般人の70〜80%程度は特別な状況では声が震える」とし、「声の震えが他の人に比べて激しいとしても、普段の訓練を通じて十分乗り越えることができる」と話した。

▲震える理由を知ろう〓普段、話す時は震えないのに、なぜ人の前に立つと震えるのだろうか。専門家は、緊張や不安状態によって生ずる呼吸の不安定さが原因だと語る。

過度に緊張、または興奮すれば、心臓の搏動数が増え、胸がドキドキするだけでなく、呼吸が速くなる。声は呼吸を原動力にする。呼吸が不安定になれば声も不安定になり、震えるか、話せなくなるか、小さな声になる。

▲第1段階、精神トレーニングをしよう〓頭の中で前もって練習してみよう。これはゴルフ、野球選手らがよく行う精神トレーニングだ。これから起こる状況に対するイメージを、頭の中で一つずつ思い浮かべながら連想する。重要なプレゼンテーションを控えた人なら、会議場に入って挨拶をする姿、自分が演壇に立っている姿、話をする姿などを頭の中で予め描いてみるのだ。

自分が大衆の前で話すか、意思表現をすることが予定されている場所に、事前に行ってみることも良い。今度は観客の立場になって、先ほど思い浮かべたすべてのイメージを映画を見るかのように再び繰り返す。第3者の立場で自分のイメージがどう見えるのか、私が大衆なら、私のどんな姿が相手に信頼を与えるかを考えてみる。

▲第2段階、本番の演習をしよう〓体の緊張を和らげ、安定した呼吸をするには、腹式呼吸が良い。腹式呼吸が大変な場合は、息を深く吸いこんでから長く吐き出す呼吸を何回も繰り返す。息をしながら、「私の心は平安だ」という自己暗示を与える。

話す時に顎が前の方に出ると、トーンが濁り荒くなる。顎を最大限後ろに引いて、耳が肩のラインと一致するようにする。

話す時に速いか、急ぐか、トーンが高ければ、興奮したように見えて、相手に不安感を与える。それを予防するためには、声と係わる筋肉(顎、舌、唇)を和らげなければならない。舌と唇を和らげ、声帯を柔らかくするためには、舌と唇を動かしてみる。舌を震動させ、唇を震わせる演習だ。

また、口を大きく動かしながら「あ、え、い、お、う」を多少誇張して繰り返す練習をする。口の中でもぞもぞして、自信なさそうにしゃべるのを無くすのに役立つ。口に割り箸を挟んで、声を出して文章を読む練習をすれば、正確かつ鮮明な発音になり、声の震えを無くすのにも役立つ。

普段、話す習慣を直す訓練も一緒にしよう。最も良い方法は1日に5分程、詩のような短い文章を読むことだ。読む時も感情を込めて、まるで発表するように練習をすると良い。適当に息をしながら正確にゆっくりと発音しなければならない。1日に30分ずつ1週間程度を練習するだけでも、大きな変化を感じることができる。



likeday@donga.com