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受験ストレスの終わり?…成績ストレスの始まり!

受験ストレスの終わり?…成績ストレスの始まり!

Posted November. 20, 2006 07:21,   

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大学修学能力試験(日本のセンター試験に該当)が終わって4日がたった。試験の前に劣らぬほど、試験が終わってからも受験生への心こまやかな気配りが求められる。結果によるストレスがエスカレートして、不安やうつ病にかかりかねない期間でもあるからだ。

特にうつ病は、「自殺」を考えさせるということから、なおさら危険だ。実際、ソウル広域精神保健センターに受け付けられる受験生の自殺相談件数は、試験の前はほとんどなかったが、試験直後からは4件に1件の割合で増えているという。

●結果のために不安だ。

試験が終わっても、試験についての考えからぬけきれず、胸がどきどきするなどの不安症状を訴える人たちがいる。完璧主義で几帳面な性格の持ち主の受験生であるほど不安は大きい。

ウルチ病院神経精神科のシン・ホンボム教授は、「一人で悩まず、家族や友人に自分の気持ちを素直に話すのが一番重要だ。試験結果についての共通な悩みなので、友達と分かち合えば、不安感は薄れる」と語った。

三星(サムスン)ソウル病院精神科のユン・セチャン教授は、「両親も試験の前までは一緒に緊張するが、いざ試験が終わると、子供たちをほったらかしておく傾向がある。一緒に演劇や映画をみて、外食をしたり、運動をするなどの努力が必要だ」と話した。

●気分がすぐれない

予想より結果のよくない受験生たちはどこの大学を志願すべきか、両親にはどう話せばよいか、友達とは会いたくない、自分の人生は失敗したのだろうかなど、落ち込んで悲観的に考える傾向がある。△食欲がない、△眠れない、△すべてのことに興味がなくなり、人と会うのを避ける受験生たちは、とりあえず、うつ病ではないか疑ってみることだ。ある青少年はいらいらし、親にたてついたり、部屋に閉じこもって寝てばかりいる。

セブランス病院精神科のミン・ソンギル教授は、「そのようなときには親の態度が最も大事だ。しかりつけるよりは、勇気づける話をすることを忘れてはならない」とアドバイスした。

落ち込んでいるときは日差しを浴びるのも役に立つ。とくに最近のように、昼間の時間が短く、日照量が足りないときはなおさらそうだ。うつ病の症状が2週間以上続いたり、生活に支障をきたすほどだったら、専門医に相談してみるべきだ。

息苦しいが、それを打ち明けて話したい人がいなかったら、公共機関の相談センターを訪ねるのもいい。青少年保護委員会傘下の韓国青少年相談院(電話1388)では、緊急な危機解決から、根本的な心理の相談まで、総合的なサービスを受けることができる。広域精神保健センターの電話(1577−0199)や、コンピュータ・チャット相談(www.suicide.or.kr)もできる。

●規則正しい生活をしよう

緊張が解けて日常の生活が不規則になりがちだが、規則正しい生活のリズムは守ったほうがいい。普段、やりたかった分野に挑戦してみるのもお勧めだ。ソウル市教育研究情報院が運営するソウル教育ポータルシステム(www.ssem.or.kr)では、全国の体験学習プログラムを紹介している。



likeday@donga.com