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「私は休みたい」関節の警告

Posted November. 06, 2006 03:00,   

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リューマチ関節炎を5年目病んでいる主婦の金ソンギョン氏(43)は毎朝、指が痺れ、背中が痛む。

医者からは、「関節をなるべく使わずに、正しい姿勢で家事をしなさい」と言われた。この医者の支持どおりにできる主婦は多くないはずだ。

長男の嫁である金氏は2カ月に1回ずつ、法事に使う料理を準備しなければならない。一日中、立ったりしゃがんで料理をし、皿洗いをするので、痛みはますますひどくなる。

リューマチ関節炎は代表的な女性の疾病だ。海外では女性患者の割合が75%線だが、韓国は84%だ。

発病原因は明かされてないが、関節に無理を与える姿勢でする家事労動が病状を悪化させるようだ。

●主に30、40代の女性に多い

関節炎を、「関節が擦れて生じた炎症」と知っている人が少なくない。

退行性関節炎はそうとも言えるが、リューマチ関節炎は免疫体系の異常で起こる。身体の中の白血球が、自分の身体組職を敵に見誤って、関節を囲んでいる滑膜を攻撃し、炎症ができる病気だ。30〜40代女性がよくかかるが、20、50代女性にもしばしばあらわれる病気だ。

漢陽(ハンヤン)大リューマチ病院リューマチ内科のベ・サンチョル教授は、「医療界では、女性ホルモンがこの病気と関連があると思っている」と述べた。

症状は非常に多様だ。全身が痛み元気がなく体重が減り微熱が出て、まるで風邪を引いたような感じがする。同時に、手の指、足の指、手首、ヒジ、膝、足首の関節が腫れ上がったり、こちこちで熱が出て痛い。関節の痛みは、朝がひどく、午後になれば少しずつ鎮まる。

これは兔疫性疾患なので、関節以外の所にも異常を起こす。涙腺、唾線に炎症ができて涙と唾が出ない場合もあり、声がかれ、耳なりがし、神経炎、肺炎、腎臓病などを起こすこともある。

●関節が完全に変形される前に治療すするのが效果的

薬物治療をしながら運動、リハビリ治療を並行したり、手術をしたりする。最近には、胃腸障害を起こさない薬、注射治療剤など多様な薬物が開発されている。

ソウル大病院リューマチ内科のソン・ヨンウク教授(大韓リューマチ研究会会長)は、「この病気は、発病してから2年以内に、骨の損傷が始まるので、早期診断が重要だ。起きた時、関節のこちこちな症状が1時間以上持続し腫れるなら、病院を訪れなければならない」と説明した。

リューマチ関節炎は、高血圧や糖尿病のように倦まず弛まず治療しなければ治らない。また、関節が完全に変形される前に治療した方が效果的だ。

●運動は弛まず、少しずつするのが重要

日常生活でリューマチ関節炎を悪化させる姿勢を避けなければならない。

料理をする時は、一カ所で長時間しゃがんでしてはいけない。なるべく食卓の上で料理をし、背もたれがある椅子に座って働いた方が良い。

もし床に座らなければならない場合は、10分に1回は、姿勢を変え、30分に1回は立ち上がってストレッチングをしなければならない。

手洗濯をする時も同じ。小さな椅子にでも座って膝をまっすぐ伸ばした状態でするのが良い。皿洗いの時は、高さ約20cmの平たい品物に両足を交代にのせてすれば、腰の痛みがひどくない。拭き掃除もスチーム清掃機などを利用し、立った姿勢でした方がよい。

リューマチ関節炎にかかったら、軽い運動を少しずつしばしばするのが、長期間かけていっぺんにするより效果が良い。

薬のため便秘になるかも知れないので、水と果物、野菜をたくさん食べ、便秘にならないよう気を付ける。太ったら関節に無理を与えるので、体重調節にも注意しなければならない。



artemes@donga.com