Go to contents

冥想で緊張をほぐし、趣味生活を通じ落ち着きを

冥想で緊張をほぐし、趣味生活を通じ落ち着きを

Posted October. 30, 2006 07:03,   

한국어

不安障害のある人は普段の緊張度が他の人より遥かに高い。冥想や腹式呼吸、ヨガなどで緊張をほぐすトレーニングをし、美術などを通じて心の安定を取り戻す趣味活動をすることが役に立つ。他の病気もそうだが、最も重要なのは不安障害の症状を早期に見つけることだ。

人前で発表する度に声が震えるとか、他の人々が自分を嫌っていると信じ込んでいるとか、他人と視線を合わせることができないなどの対人関係、あるいは大衆の前に出ることを過度に恐れる病気だ。組職内の競争が激化するに伴い、このような病気にかかる人々が増えている。

韓国では国民の3%程度がこのような症状があると診断されているが、急増するだろうという憂慮の声もある。

社会恐怖症は「声の震え恐怖症」、「視線恐怖症」、「手の震え恐怖症」など症状によって多様な診断名がある。呉鋼燮(オ・ガンソプ)教授は「社会恐怖症の患者たちは気が小さすぎるか、完壁主義的な性格を持った人が多いため、『すべてのものが完璧ではない』と認めることが重要だ」と話した。

言葉通り、普段心配の多い病気だが、誰もが心配はするもので、実際本人は病気として認識していない。本人がたとえ病気と認識するとしても、他の人々は仮病のように受け止める。

江北三星(カンブク・サムスン)病院の呉鋼燮教授は、「誰もが生活している中で交通事故に見舞われたり、癌にかかったりすることがある」とし、「その確率は非常に低いが、全般性不安障害の患者たちはいつでも本人周辺でそのような事が必ず起きるだろうと信じている」と説明した。

日常生活でストレスを受ければ、普通の人は適応しながらそれなりに克服して暮すが、全般性不安障害の患者らは敏感で身体症状を伴う場合が多い。頭が痛い、筋肉痛が伴う、頻繁に尿を催す、口の中が乾く、よく冷汗をかくなどだ。常に胃がもたれで、疲労感を抱えているが、内科や神経科で診断を受けても異常がないと言われる。患者の3分の1程度がうつ病で苦しむ。全北(チョンブク)大学精神科の鄭尚根(チョン・サングン)教授は「病気ということを認めるのが治療の始まり」と話した。

本人や近い人に起きた思い出したくない惨めな事件・事故を経験した後、当時の現場と状況がずっと思い出される病気だ。

恐怖感で夜も眠れず、その現場が現実のように開かれて、またその時その場所にいるかのように勘違いしたりする。感情が不安定で浮き沈みが激しい。悪化すれば、現実感がなくなり、呆然としている状態が続き、うつ病まで重なる。

三豊(サムプン)百貨店の崩壊事故、大邱(テグ)地下鉄の火災事故などで生き残った人々のうち、外傷後ストレス障害を経験する人が多い。韓国戦争やベトナム戦で生き残った傷痍の勇士たちがこのような症状を経験したりする。

このような人々は抗憂うつ剤を使用してもそれほど効果がない。精神的な衝撃になる事件・事故について原因と結果をまた再構成するなどの「認知再構成化」を経てこそ克服が可能だ。

汝矣島聖母(ヨイド・ソンモ)病院神経精神科の蔡正浩(チェ・ジョンホ)教授は、「5歳から義父に性暴力を受けた26歳の大学院生は、『私のせいだった』という考えから『結局は父親が悪かった』に、『いつでもまた暴力を受けることがある』という考えから『今は大丈夫だ』に認知再構成化を経て、正常な生活を送っている」とし、「精神的外傷になる事件・事故を打ち明けなければ、治療することができないため、医療陣を信じることが重要だ」と説明した。

責任感が強すぎるか、清潔な人に主に見られる。出かける時にガスやドアをちゃんとしたか何回も確認したり、公衆トイレが汚いと言って、外にいる時は水を飲まない人もいる。家に友達が遊びに来て帰ると、彼らが座った席を雑巾でふくとか、座布団を洗濯したりする。別に仕事がないのに一日中手だけ洗う人もいる。

誰もが少しはあり得るが、確認しながら洗うため、他の仕事ができないのなら問題だ。ソウル大学病院神経精神科の權峻壽(クォン・ジュンス)教授は、「汚いことが我慢できず、毎日手を洗う人にはわざわざ汚いものに触らせるような方式で行動治療を行うか、細菌が必ず問題を起こすのではないという考えを持たせるように認知治療を行えば助けになる」と説明した。



artemes@donga.com