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「大きな感動」沃山回顧展

Posted October. 16, 2006 03:09,   

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沃山・金玉振(オクサン・キム・オクジン、79)画伯は、毅斎・許百錬(ウィジェ・ホ・ベクリョン、1891〜1977)の一番弟子で、韓国水墨画の系譜を引き継いできた元老作家だ。20代初めに毅斎の門下に入り、60年間余り韓国絵画の伝統を引き継ぎながら山水についての心象(心に浮かんだイメージ)を現代的な試みで画いてきた。17〜22日、ソウル中区太平路(チュング・テピョンロ)に位置する韓国プレスセンターのソウルギャラリーで開かれる沃山回顧展は、作家が一生を捧げた作品の一代記をひと目で見ることができる。

同行事は、東亜(トンア)日報が1972年に青田李象範(チョンジョン・イ・サンボム)遺作展を開いて以来、24回目になる韓国代表作家回顧展だ。展示には、最新作の『春光』『清流激湍』『ウルドルモックの渦』を含む70点余りが出品される。『ウルドルモックの渦』は山水画の新しい解釈を試みて代表作の一つに挙げられている連作『ウルドルモックの所見』(1978、79年)と似ている。作家の李鋻俊(イ・チョンジュン)氏は『ウルドルモックの所見』について「その前に立った時の大きな感動と衝撃を忘れることができない」とし「韓国の筆墨法に、あれほど壮快な力と崇高で尊厳な気象が盛りこめられるということに驚いた」と話した。

回顧展の展示作のうち、山水と十長生を画いた『天保九如』も最新作で、代表作に劣らないと評価されている。金画伯の弟子たちは最近の絵から、1990年代初めと変わらない先生の筆力を感じることができると話す。各最新作は石を研いで作った厳採をたくさん使用し、質感を自然に近付かせたのも特徴だ。沃山は「ひととき健康が良くなかったが、回顧展を準備しながら体がかなり良くなった」とし、「山水画を探求すればするほど、私の愚かさと拙速さが慨嘆され、画家としての難しさを感じる。韻意と格調が必要な山水画は人生と変わらない」と話した。02—2000—9753



heo@donga.com