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応急処置「5分」で生死の岐路に

Posted August. 28, 2006 07:26,   

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応急状況が発生すれば、5〜10分の間が一番重要だ。どんな措置を取るかによって、患者の命を救うこともできるからだ。このような時は、まず119に電話して救急車を要請し、救急車が到着するまで状況によって適切な措置を取れば良い。応急状況別対処要領を知っていれば、生命を救う恩人にもなれる。

▲急に気を失った時〓急に気を失う原因はとても多様だ。めまいがして顔色が蒼白になり、冷汗が流れ唾が多く分泌し、気持ちが悪くなって倒れる場合は、血管副交感神経障害が原因だ。このように予兆症状が来る時には、まず横にならなければならない。脳に行く血液が正常化され、脈搏と息が正常に戻ってくるからだ。適時に横になることができず、15〜20秒間意識がなければ、痙攣性運動があらわれる。しかし、すぐ意識が回復し、頭痛や意識障害など後遺症がないため、テンカンとは違う。

テンカンで倒れることもある。このような時は、発作性痙攣が同伴されるが、痙攣は普通数分内に止まるので、患者の周辺に怪我をしそうな品物を置かないようにし、痙攣が止むのを待つ方が良い。無理やりに発作を止めさせようとすれば、かえって呼吸を邪魔するかもしれない。きつすぎる服やベルトを外し、患者が舌を噛まないように割り箸などを歯の間に挟む方が良い。

長時間立っていたり横になっていて急に起き上がる時、脳に行く血液不足で気を失うこともある。一般人にもよくあらわれるが、自律神経障害を持っていたり抗高血圧薬や下痢止めを飲む人にもよく起きる現象だ。

失神の原因と関係なく気道を確保し、息をすることができるようにするのが最も重要だ。口内に唾、吐き下し物、血、入れ歯などの異物があったら、身を横にし、異物が自然に外に出るようにしなければならない。

▲息をしない時〓心肺蘇生術を施行しなければならない。まず、患者を平らなところに横たえた後、頭を後ろに反らし、顎をあげながら口を開いて気道を維持しなければならない。呼吸がなければ、鼻をつまんで患者の口に人工呼吸を2回する。

人工呼吸をしても、咳をしたり動かなかったりすれば、胸を押してあげなければならない。手を置く位置は、両方の乳頭をつなぐ仮想線の真ん中だ。胸の厚さの半分くらいを押すという感じで、力を込めて押す。胸部圧迫を15〜30回し、人工呼吸を2回するのを繰り返しながら、呼吸が回復するかどうかをみる。

▲火傷をしたり化学物質がついた時〓火傷部位を素早く冷たい水に浸し、3〜5分間そのまま置いた方が良い。熱さが残っていれば、肌の損傷がもっと進行するからだ。火傷部位にくっついた服は絶対はがそうとしてはいけない。

化学物質が付いたら、服を脱がせ、10分くらい水で洗う。目に入ったら、手でまぶたを開け、流れる水または食塩水で10〜20分間洗い出す。

(アドバイス=ソン・ヒョンゴン三星ソウル病院応急医学科教授、オ・ボムジン・ソウル峨山病院応急医学科教授、朴インチョル・セブランス病院応急医学科教授)



artemes@donga.com