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パワフルな女優・金オクピン、「私もよく割引カードを使います」

パワフルな女優・金オクピン、「私もよく割引カードを使います」

Posted August. 05, 2006 03:14,   

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タフな性格と話し方、プロ並みのテコンドーと合気道の実力。映画「多細胞少女」で挑発的な「揺れ女」論議とテレビの娯楽番組で「みそ女」論議まで。最近、金オクピンは行く先ごとに話題を作っている。

彼女はMBCドラマの「オーバー・ザ・レインボー」ではボーイッシュな歌手志望生、映画「多細胞少女」ではしっかりしていて溌剌なキャラクターなど、様々な顔で夏を過ごしている。少年のように口を大きく開いて笑う姿が魅力的な彼女に、3日、ソウル瑞草洞(ソチョドン)のクラブNBで会った。

▲合気道3段にテコンドー2段の「武術少女」〓「オーバー・ザ・レインボー」で彼女が扮するチョン・ヒスはパワーガールだ。高慢な顔で「ユクハンニョン(6年生の意)」を「ユガンニョン」と言い、全羅道のなまりを使う。実際、合気道3段にテコンドーが2段だ。ムエタイとボクシングも趣味で学んだ。

「(視聴者は)飾り気のない姿が好きらしいです。私の言い方と行動で新鮮な衝撃を感じるんですって。たまに故郷のなまりを使えば、雰囲気も良くなります」

彼女はこのドラマで男性のダンサーでも難しい「ナイキ動作(一手で地を付いて足を天の方に広げて踊るダンス)を見事にやっつける。ダンスといえばウェーブを連想する女性の視聴者はこの姿を見て驚かざるをえなかった。

金オクピンのキャラクターは、チョン・ジヒョン、李ヒョリらのような以前のセクシー・アイコンとは違う。チョン・ジヒョンの彫刻のような脚と李ヒョリの笑みの代わりに、彼女は欲望に満ちた目つきと武術で鍛えられた力を武器にしている。

プロデューサーのハンフィさんは、「オクピンさんはナイキの動作一つのために、1ヵ月間夜も眠らずに練習した。一言でパワフルだ。撮影場でもおとなしくいるわけではなく、適当に終わらせることのないしっかりした女優だ」と話した。

▲筋肉質の体つきを悩む「自然美人」〓「私のことを筋肉質だと言いますが、直接見たらどうですか。やせていると思いませんか」

金オクピンは自然美人だという。ネチズンが彼女の学生時代の写真を探し出してインターネットにアップロードしたおかげで、「自然美人」であることを公証してもらった。

しかし、彼女にも外貌コンプレックスがある。実際はあごも細長くてすらりとしているのに、写真と画面にはやや太っているように写るという。

「だからといって、整形するつもりはありません。一番愛している親に似ているんだから、直すわけにはいきません。ありがたくも両親のいいところだけに似ているようです。母はわし鼻なのに、私は父に似ています」

▲みそ女論議を巻き起こした「イシュー・メーカー」〓金オクピンは最近、テレビの娯楽番組で「高いレストランでご飯を食べて、勘定する時、割引カードを差し出す男が嫌いだ」と言って、「みそ女」論議を巻き起こした。「みそ女」とは、職業なしにお金の多い男か親に頼ろうとしている女性を意味する流行語だ。

「友達が携帯メールで知らせてくれて、インターネット上に書き込まれている悪口を探してみました。ボーイフレンドとの日常的なデートを言ったわけではなくて、理想の男性との初めての出会いを想像しながら話したんですが、誤解がありました」

この言葉でアンチファンが大きく増えた。気を悪くしてもおかしくないが、意外と平気だった。

「私もよく割引カードを使います。しかし、20代の女性なら、理想の男性が割引カードを差し出した時にどんな思いをするでしょうかね」

周りで謝罪するか釈明することを勧めたりもする。金オクピンは「言いたいことはあるが、今は演技のみに専念したくて、言葉を惜しんでいる」と話した。

彼女は04年、ネイバー「オルチャン(美顔)コンテスト」でデビューし、映画「女子高怪談4」、ドラマ「アンニョンハセヨ、ハナニム(こんにちは、神様)」、「ハノイの花嫁」などに出演した。配役が変わるたびに没入するので、自分の本来の性格まで変わる時があると言う。

「ドラマをやり続けているうちに、『性格異常者』になるのではないかと心配です」



surreal@donga.com