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不眠のW杯疲労を解消しよう

Posted June. 19, 2006 03:02,   

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さて、試合は終わった。午前4時だ。フランス戦を応援するために早く起きた人や徹夜をした人の睡眠リズムはすでに狂っている。疲れが襲ってくる19日の月曜日をどう過ごせばいいだろうか。誰もが睡眠が必要だということは認めるが、ワールドカップ(W杯)の試合が連日行われる最近、最も犠牲になりがちなのが睡眠だ。

24日午前4時のスイス戦の時も、状況は変わらない。韓国チームの試合だけでなく、有名な選手たちが必死にプレイしている試合を見るために日夜が逆転した生活を送るサッカーファンも少なくない。W杯の決勝戦までは、まだ半分以上の期間が残っている。眠れない人のためのW杯期間中の睡眠健康法について調べてみた。

午前4時から始まる試合を見るために、いつもより3、4時間早く起きて疲れている場合。早く寝床に入ったが、ぐっすり寝たような気がしない。昼に居眠りすることを考えたら心配だ。

眠い時は軽い体操で疲れを解消するのがいい。果物やジュースなど糖成分の食べ物を食べるのが、疲労回復にも役立つ。午前中にカフェインが入ったコーヒーを飲むのは眠りを覚ますことに役立つが、午後にはコーヒーを飲むことを避ける。

乙支(ウルチ)病院神経精神科・睡眠研究室のシン・ホンボム教授は「コーヒーを2杯、3杯飲んだからといって覚醒効果が2倍、3倍になるのではない」と説明し、「夜、疲れるにもかかわらず、よく眠れないうえに熟眠を取ることができず、その影響が翌日までつながる悪循環が生ずることもある」と話した。夜、早く眠ることは大丈夫だが、翌日の朝寝坊することは禁物だ。睡眠のリズムが狂うからだ。

また、徹夜をした場合が一番問題だ。寝不足になると、免疫機能が落ち頭脳の回転も遅くなる。

乗用車を運転をする人は、この日だけは大衆交通手段を利用しよう。居眠り運転の心配もあるが、疲れが溜まって判断力や注意力などが落ちるからだ。

三星(サムスン)ソウル病院神経科の洪承奉(ホン・スンボン)教授は「徹夜をすると、血中アルコール濃度0.19%の漫酔状態と似たように運動感覚が鈍る」と述べ、「特に午前中に業務活動が多いか、あるいは建設関連の職種に携わる場合には、ハードな仕事は避けなければならない」と助言した。事情がままならず処理すべきことが多い場合は、野外で日差しを5分程度浴びながら、コーヒーを飲んで覚醒状態を維持した方が良いという。

昼食をした後の午後2〜3時は、身体周期のリズムで一番眠い時期に当たる。したがって、この時間に運転をするか、機械を扱う事は避けなければならない。この時間にはリラックスできる所へ行って少しでも昼寝をしよう。

W杯中継は夜10時に始まって午前1時、4時へと続く。最初からW杯の試合を見てきたサッカーファンたちは毎日、ぐっすり眠れなかったはずだ。しかし、W杯期間に狂った睡眠リズムが正常に戻るまでは大変だ。人の生体周期のリズムは延ばすことは容易だが、繰り上げることは生理的に大変だ。

生体周期のリズムを維持するためには、遅く寝ても元々の時間に起きるようにすることが一番重要だ。次は、外に出て日差しを浴びることだ。また、残ったW杯の試合を夜、テレビで見るときは室内の照明を暗くし、メラトニンが自然に分泌するようにすれば、睡眠リズムの正常化に役立つ。

眠れないからといってお酒を飲むことは、瞬間的には役に立つかもしれない。しかし、お酒を飲んだ後に寝る睡眠はその質が低く、真夜中によく覚める。また、それが習慣になる恐れもあるので注意すべきだろう。



likeday@donga.com