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月曜日は夜がいい

Posted May. 24, 2006 03:02,   

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この日の客席は、大宇(デウ)証券が準備した「友人との文化行事」に招待された顧客や弁護士会などの団体の観客でいっぱいだった。このように、DSホールの月曜公演は、10〜30人単位の同窓会、親睦会、企業の投資説明会、ランチング発表会など、社交の集まりに多く利用される。午後6時30分から集まった観客たちは、2階で夕食を済ませ、公演が終わった後は、ロビーやテラスでワイン・パーティーを楽しんだ。ワイン・パーティーには、出演したオペラ歌手たちも衣装のまま参加し、観客たちとワインを飲み、公演について話を交わした。公演と社交が同時に成り立った近代ヨーロッパのサロン文化を再現したようだった。

観客のチョン・ジュヒョン氏(34 ・エモーション代表)は、「最近は、週末がもっと忙しいため、月曜日に顧客や知人を何人か招待して、このような社交の集まりを開くケースが多い。当日に演奏したアーティストと共にお茶やワインを飲み、写真を撮って思い出を作ることは、小劇場の公演だけの魅力のようだ」と話した。

7月3日まで公演される『コシ・ファン・トゥッテ』は、芸術総合学校の金洪承(キム・ホンスン)教授(オペラ科)が演出、ソウル市オペラ団の音楽監督を務めた同学校の朴明基(パク・ミョンギ)教授(オペラコーチ科)が指揮を務めた。オーケストラが舞台の下に設けられた大劇場のオペラと違って、オーケストラの效果を出す鍵盤楽器のエレクトーンの演奏に合わせて、2階の客席で朴教授が俳優を見下ろし、指揮する姿が異彩だった。

演出家の金教授は、「海外の留学から戻ってきた若くて情熱的な声楽家をキャスティングして、小劇場でオペラを長期公演することは、国内では珍しい試みだ。今後は、『椿姫』や『ラ・ボエーム』も小劇場バージョンで作り、月曜常設のレパートリーに定着させる」と話した。

ハン・ミョンソン、チェ・ウヨン(フィオルディリージ)、イ・ミラン、金ヘヒョン(ドラベッラ)、チョ・ウンジュ(デスピーナ)、李ジェウク、カン・フン(フェルランド)ソン・ギチャン、金ヨンジュ(グリエルモ)、金チンチュ、チョン・ジチョル(ドン・アルフォンソ)が出演する。3万〜5万ウォン(食事およびパーティー参加費は別途)。02—3473—2500



raphy@donga.com