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11日、作曲家40周年で献呈公演する金喜甲氏

11日、作曲家40周年で献呈公演する金喜甲氏

Posted April. 11, 2006 02:59,   

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金夫婦はいまも、まるで子どものようだった。

「70歳だとからかわないで下さい。人生70年が一夜の夢のようだ…。まだ、やらなければならないことがいっぱいあるのに…。」(金喜甲)

「そうなんです。一緒にスキーもし、一緒に旅行にも行かなきゃ…。一緒にすることがいっぱいあるんです。」(梁仁子)

7日、ソウル市鐘路区堅志洞(チョンノグ・ギョンジドン)のある練習室で。作曲家の金喜甲(キム・ヒガプ、70)氏は今年で古稀を迎えたが、相変わらずのジーンズ姿でギターを弾いていた。色とりどりのヘアバンドを買ったと自慢する夫人の梁仁子(ヤン・インジャ、61、作詞家)氏もやはり「青春」真っ只中だった。

「まだまだ習わなければならないことがたくさんある私に献呈舞台なんて…。すべてが梁先生のお陰です。1980年代、当時は想像もできなかった1本のドラマみたいな歌詞に衝撃を受け、まさにショックそのものでした。」

手のひらを振って否定する彼の様子。しかし、ほほえましい表情は隠すことができなかった。

11日午後3時と7時半、ソウル世宗(セジョン)文化会館で、彼の作曲生活40年を記念し開かれる献呈舞台「貴方、大きな木」は、歌手のチャン・サイク氏、金グクファン氏、イム・ジュリし、チョ・クァンウ氏、テナーの朴インス氏など、彼を尊敬する後輩15名が、1年前から準備したものだ。

事実、彼に捧げられる尊敬と賛辞の半分は、夫人の梁氏の分だ。趙容弼(チョウ・ヨンピル)氏の「キリマンジャロのヒョウ」、李ソンヒ氏の「知りたいです」、金グクファン氏の「タタタ」など、彼らは「名曲を創り出す名コンビ」と呼ばれた。

「最近の若い作曲家たちは、『レディ・メイド』のように曲を作っては売ります。しかし、私たちは特定の歌手のために手作業で『オーダー・メイド』を作るとも言いましょうか。」(金喜甲)

「後輩たちをみたら、盗作疑惑が絶えないのですが、私が思うにはプライドも持たずに音楽をしているようです。日増しに音楽を簡単に作っているような状況で、残念です。」(梁仁子)

今回の公演は、「本当に私は知らなかった」のような初期作から、「その冬の喫茶店」「愛の迷路」「タタタ」まで聞くことができる。趙容弼の「キリマンジャロのヒョウ」はラップバージョンで編曲され、舞台に上がることになっている。



bsism@donga.com