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「韓国語の勉強、ほんとに難しいですね」

「韓国語の勉強、ほんとに難しいですね」

Posted February. 23, 2006 03:16,   

한국어

いまや、ダニエル・ヘニはドラマ『私の名前は金サムスン』のときとは別人だ。ややはにかみやの姿は消え去り、より余裕のあるダンディーな姿となった。来月6日に初放映されるドラマ『春のワルツ』は、『秋の童話』『冬のソナタ』『夏の香り』に続く尹錫瑚(ユン・ソクホ)プロデューサーの季節連作の完結篇で、オーストリアの自然と韓国の春を背景に4人の男女が繰り広げる純愛を描く。

「ピアニスト、ユン・ジェハ(ソ・ドヨン)のグローバルマネージャー、フィリップ役を引き受けました。今回も、外国人(オーストリア人)の父と韓国人の母の間に生まれた混血児です。フィリップは、素敵なルックスとマナー、優れたユーモアセンスに加え、学歴も高いし、音楽を愛しているし…まるで私じゃないですか(笑)」

しかし、今回のドラマが、俳優としての自分を評価する作品であることを直感するかのような目つきには、緊張感が漂っていた。

「『…金サムスン』のヘンリーには幼少期が出てこないけど、フィリップは幼いころ親との葛藤を経験して育ち、傷を負う人物です。過去をもつ人物だから、内面の演技が求められるという点が違いますね」

特に、今回の演技では、ヘニが本格的に披露する韓国語の台詞にも興味が集まる。もしも、ヘニがたどたどしい韓国語のまま演技し続けるとしたら、大衆からの「最初の攻撃」にさらされる可能性もある。

「ドラマの序盤では、外国で育ったという配役設定のため、『さわやかですね』『変ですね』程度の言葉しか話しません。私の実際の韓国語レベルより低い水準です。普通の会話は60パーセントくらい聞き取れるけど…。中盤からは、長い韓国語の演技を披露するでしょう。長い台詞の表現は、正直いって、まだ大変です。話し続けると、演技に集中しにくいことが多いです」

ヘニは、韓国語の台詞を学ぶため、主に歌を聞いて練習したという。ユン・ドヒョンの「愛2」、バンド「デリースパイス」の「チャウチャウ」、李承哲(イ・スンチョル)の「フィヤ」などがよく歌う曲だ。ヘニは「尹錫瑚プロデューサーの『秋の童話』『冬のソナタ』もよく見た」とし、「微妙な感情表現と纎細さを学んだ」と話した。

尹錫瑚プロデューサーは同日、ドラマの中で、フィリップ役は当初なかったキャラクターだと明かにした。配役をヘニのために作り上げたという意味だ。いまのヘニは、配役に自分を合わせる演技者になれるだろうか。これが2006年のヘニの課題だ。



zozo@donga.com