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早朝船釣りでとる「100%天然サバ」

Posted February. 03, 2006 03:04,   

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ことリ、コティン魚、古都魚、コマン魚。いずれもサバの別称だ。サバは、大衆的な魚の一つだが、不飽和脂肪酸(EPA)と頭をよくする成分(DHA)を含有しているものと最近わかり、人気だ。

栄養分が豊富であるため、「海の麦」ともされるサバ。いつでも食べられるが、あえてこの冬に済州道(チェジュド)のものとして紹介しようとする理由は何なのか。それは刺身用のサバのためだ。このごろ、済州道に行くと釣り針にかかって引き上げられるサバ(大人の手の大きさ)の刺身を2万、3万ウォンで味わうことができる。非需要期であるため、刺身屋さんもにぎわっていない。

サバは、「畜養」に育てたりもするが、それは天然サバを沖合いの養殖場で太らせて売るのを指す。このようなサバは身がしっかりしており、市場で高値で売れる。

「そんなサバのため、被害を受けるのは済州道の漁民たちだけですよ」

毎朝、済州市の西埠頭で早朝釣りでとった生サバを受け取って食堂に渡す金ソンテク氏の話。金氏によると、済州道のサバの刺身は、すべて釣りでとった「100%天然」のものだ。

済州道のサバの釣り方を直接見るため、4.66tの大山(テサン)号(ヤン・ギヒョン船長)に乗った。午前6時。灯台のともし火がまだ鮮明な早朝に大山号は、済州港の防波堤を抜け出た後、沖合いにアンカーを下ろした。船端に仮設した大型釣竿(全部4本)のおもりに針20本いりの釣りをつけ、水深80mに垂れて待つこと30分。ついに釣り糸を巻き上げると、サバがいっぱいぶら下げられて引き上げられた。

船長のヤン氏は、魚を引き離して船の倉庫(船の床に水をためておい魚倉庫)に投げ込み、釣りを再び海に入れた。そして次の釣りに移動、同じ仕事を繰り返す。このようにして2時間半。魚は次から次へと引き上げられるが、彼は惜しげもなく釣りを取り込んだ。今魚を渡してこそ高値で売ることができるからだ。このようにとったサバは、生ものだけが55kg。死んだものまで含めると100kgはうんと超えるようにみえる。

ヤン氏が、ぴちぴちのサバ数羽をその場で刺身を作って手渡してくれた。大きめに切ってくれた赤みのするやわらかいサバの肉。三杯酢につけたサバの刺身を口の中に入れて噛むと、しこしこした肉質が味覚を刺激した。「死んだものは刺身を作ってもその味がしない。肉の張りがなくなるから」。

船を降りて足を運んだところは、西埠頭の裏側にあるスソン刺身屋さん。大山号の船主の朴・ウォングム氏が運営する刺身屋で、塔洞(タプトン)の刺身屋街(西埠頭の防波堤前)の入り口あたりにある。

「これくらいの小さいやつが刺身に最も適しているんです。魚市場周辺の屋台で売る大きいやつは、チけ(煮詰めた汁物)やスープ用なのです。白菜を入れて煮るとおおしいんですよ」

朴氏は、サバの刺身を渡した。ところが、その味がちょっと前の船の上で味わったものとは異なる。三杯酢のおかげだ。醤油ににんにくのたたきをいれ、唐辛子と酢をかけたものだ。サバの刺身は、これにつけて食べてこそサバならではの味が吟味できるという。

○旅行情報

◇おいしいサバ屋=△スソン刺身屋(064−702−0442。011−692−3934):刺身用のサバは、氷に詰めて販売(kgあたり5000ウォン程度)もする。別の刺身も販売する。

◇国内人向け免税店=△済州空港、済州港湾1・2、城山浦(ソンサンポ)港:一人当たり(19歳以上)年間支出額限度(300ドル)で4回利用可能。タバコ、酒類、化粧品、ハンドバックなど170ブランドの4000種あまり。

◇ベットとともにするフェンション=△ジャズ町(www.jazzvillage.co.kr):アメリカンコカス・パ二エル4匹(トライカラー2、バーフ2)が、団地内の芝生で子供たちとともに一日中遊ぶリゾートスタイルの丸太家のペンション。ソウル〜済州往復航空券を△2泊9万9000ウォン、△3箔8万9000ウォンに提供する。野外バーベキューは無料。3月24日まで。064−738−9300

◇航空料金で楽しむ雪花パッケージ=16万5000ウォンに「ペンション(2泊)+レンターカー(3日)+航空券」提供。大長征(テチャンジョン)旅行会社(www.djj.co.kr)064−711−8277



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