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お正月、親の歩き方を見て健康をチェック

お正月、親の歩き方を見て健康をチェック

Posted January. 23, 2006 03:24,   

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「親の歩き方を見て健康をチェックしてください」

旧正月が1週間後に迫った。久しぶりに親と時間を一緒に過ごせる機会だ。普段遠く離れて暮しているのなら、今度尋ねて親の歩き方に変化がないかをチェックしてみることにしよう。たいていの親は、せっかく故郷に帰ってきたのだから、子供たちが心配するといけないと思って、痛いところがあっても言わないものだ。

歩き方はその人の印象を決めるか、特性を説明してくれる象徴だが、病んでいる疾患のため変わった姿勢で歩いたりもする。歩き方の変化で分かる健康状態と治療法について調べてみた。

●鴨歩きで歩く

尻を後ろに出して腰をやや曲げた状態で上体をあげて、まるで鴨が歩くような姿を見せたら「脊椎管狭窄症」の確率が高い。この疾患は50歳以上の中年の脊椎に、骨や靭帯が伸びてきて、脊椎神経を圧迫する疾患だ。

患者は腰をまっすぐ伸ばすと神経が押されて痛みを感じるため、大部分まっすぐ立つことができない。また歩くときにも、10分以内で足にけいれんが起こる。治療は骨や靭帯など神経を圧迫している構造物をとり除く手術が必要だ。

●中腰で歩く

歩くときに中腰でふらふらしながら、まるでお酒に酔った人のように歩いたら「退行性の頚椎脊髓症」ではないかと疑われる。先天的に脊椎管が狭い状態で、脊椎を成す靭帯が骨に変性されて首のところの神経が押されて生じたもの。

首の神経は腕と足に同時に影響を及ぼすため、手足に特徴的な症状が生ずる。手の力が弱くなり、お箸の上げ下げがあまりできず、ワイシャツのボタンをかけることも苦しがる。症状がひどくなければ物理治療や薬物治療を平行するが、症状がひどい場合には自然回復が難しいため手術が必要だ。

●小走りに手が震える

腰がやや曲がっていて歩幅が狭くなり、小走りで歩くか、足を地面からあまり離さずに引きずりながら歩いていたら、パーキンソン病の可能性がある。脳の中のドパミンという神経伝達物質がよく分泌せず、筋肉が硬直して手が震え、スピードが落ちる病気だ。

歩くときに腕の揺れが次第に小くなり、後には揺れることもなくなり、やや曲がって体の横にくっ付いた状態で歩く場合もある。

パーキンソン病はゆっくり進行するため、周りでよく観察しない限り初期に見つけることは難しい。特にテレビを視聴するか、ぼっとしているときに手が震える症状が現われる。今だに治療剤はなく、薬物で高血圧治療のように症状を調節する方法しかない。

●両肩を後ろに反らす姿勢で歩く

老年層でない40〜60代に脊椎が曲がる病気で腰部変性症と言う。大部分の患者が女性で、うずくまったまま働くのが普遍化した東洋圏だけで主に発見される独特の病気。患者は体が前に曲がることを予防するために無意識的に胸を前に突き出して両肩を後ろに反らす姿勢を取る。

膝と股関節も広がって、曲がった姿勢を見せるようになる。脊椎の骨が曲がったことが問題なので、物理治療及び手術に頼る。



likeday@donga.com