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38歳の早期閉経

Posted November. 21, 2005 08:40,   

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最近、卵子の不法売買で社会がうるさい。黃禹錫(ファン・ウソクク)ソウル大碩座教授の胚幹細胞研究にまで火の粉が飛んだ位だ。

正常な状況で排卵期になれば、片方の卵巣から一つの卵子が排卵される。しかし売買を目的に無理やりに摘出させる時は、「過排卵」を誘導するホルモン注射を打って10〜15個の卵子を摘出させる。

早期の閉経患者には本当にとんでもないことだ。彼らは姙娠をしたくても卵子がな、挫折したりする。11月は閉経の月だ。普通、閉経は50歳前後に見られるが、最近は40歳以前に閉経する例が増えている。

▲早期の閉経を防ぐことはできないか〓残念なことに、早期閉経の兆しが見えても防ぐ方法がない。卵子の母細胞である卵胞がすべて無くなるからだ。それで一応閉経したら、以前の状態に戻すことができない。

女性は生まれてから2週間目に、卵胞の数が500万〜600万個で最も多い。しかし徐々に減少して思春期になれば30万個程度しか残らない。以後月経をする度に1000個程度を取り出して使うが、このうち実際成熟卵胞になるのは1個であり、残り999個は消滅する。

早期閉経の原因は多様だ。ターナー症侯群の場合、卵胞の減る速度があまりに速くて、早期閉経になる場合がある。甲状腺疾患や糖尿病のような自我免疫疾患も原因となる。

タバコは卵巣の機能を落とす。今タバコを吸っているなら直ちに止めよう。幼い頃、感染疾患を病んだ場合に早期閉経になったりするが、珍しい事例だ。

▲どう対処すべきか〓早期閉経すると、大部分「女性を失った」と思って憂うつになる。また顔のほてり、汗、不眠症、関節炎などのような閉経症状がみられ、苦痛をともなう場合が多い。

心を楽にして現実を受け入れることが一番重要だ。

閉経(menopause)を「夫(men)から解放(pause)される」という意味で解釈する学者も多い。姙娠と家庭から解放されて第2の人生を始めることができるというのだ。

これと共に、病院で症状による治療法の処方を受けるようにしよう。38歳のK氏がちょうどそのケースだ。

K氏は3年前から生理周期が不規則だったし、最近は6ヶ月間生理がなかった。2、3ヶ月前からは顔のほてりなどのような症状が現われた。K氏は産婦人科を訪ねて早期閉経の診断を受けた。

医師はホルモン治療とともに徒歩のような軽い有酸素運動を勧めた。K氏は医者の処方にしたがって、心を楽にしようと努めた。その結果、今K氏は楽な状態だ。

▲姙娠が本当にできないのか〓20代後半で早期閉経になったとき、姙娠可能性が全くないわけではない。この場合、5%程度はホルモン治療を受ければ姙娠に成功することができる。排卵されないまま残っていた一部の卵胞をホルモンが刺激するからだ。

事前に血液検査を受けた後、早期閉経の兆しがあれば卵子を冷凍保管するのも方法だ。現在大部分の大学病院で冷凍保管をしている。この場合、普通3〜5個の卵子を取り出して冷凍させる。最近は受精させた胚を冷凍保管する方法も多く使われている。



corekim@donga.com