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猟奇じゃなく純粋です

Posted July. 07, 2005 02:30,   

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インタビューが進むほど笑い声が変わって行く。

タレントのホン・スア(20)とのインタビューが終わったあとも、耳にはなんだか抑制されたようで独特な、彼女の笑い声が残っていた。

「ホン・スア」と言えば、すぐには顔が思い浮かばないかも知れない。だが、MBCのシチュエーション・コメディー『ノンストップ5』(演出チョン・ジンス)で、甲高い声で引っ切り無しにおしゃべりをする猟奇的女性や、二重瞼でない大きい目と悪戯っ子のような笑い、派手なダンスで男性ゲストを捕らえるKBS『ハッピーサンデー』、『ヒロイン・シックス』の固定MC「スア」だと言えば、「ああ」と膝を打つ人も多いだろう。

「実は、『ノンストップ』のスアは、劇の雰囲気を盛り上げるために作られたキャラクターです。そのため『オーバー』も多く、生意気に振る舞いました。とにかく猟奇的な姿を極大化させたのです。ホホホ(インタビュー5分経過)」

4日、ソウル鍾路区世宗路(チョンログ・セジョンロ)東亜(トンア)メディアセンターで会ったホン・スアは、猟奇イメージとは全く違った。真摯な表情と肩のラインが露出した白い上着とスカート、鮮かな化粧で「本当にホン・スアか」という疑問までわいた。彼女はCFや映画(『女子高怪談3』、『ペース』、『潜伏勤務』)、テレビと縦横無尽に活躍中だ。

「実はしゃくにさわってさんざん泣きました。自分の役割を熱心にしただけなのに…。『ホン・スアは演技者か。コメディアンではなかったのか』と言われる度につらかったのです。だけど、明朗な姿が好きな人たちの方が多いです。母も良い経験になると励ましてくれました。ヒヒヒ(15分経過)」

無表情だった顔と静かな雰囲気が段々変わって行く。

01年、ホン・スアはダンサーを夢見る平凡な学生(水原ヨンシン女子中)だった。友達とソウル東大門(トンデムン)市場に服を買いに行った時、スカウトされ芸能界に足を踏み入れた。

「役者になるとは思ってもませんでした。でも、才能はあったようです。学校でクラス委員をずっとしていたし、舞踊を学んで学校の行事ごとに出ましたから。ククク(20分経過)」

前に座ったホン・スアは、インタビューが進むほど、シツエーション・コメディーの猟奇ではつらつしたイメージから、自分がMCをしている『ヒロイン・シックス』に少しずつ変わって行った。

「他人より特別に上手なことはありません。実は、なんでも上手です。フフフ。運動神経も良く、学生時代には体育の点数はいつも最高でした。学校の話をしていたら、学校(建国大芸術学部1年生)に行きたくなりました。友達にも会いたいし、授業も聞きたいです。でも、仕事に対する責任感から、他の欲望は押し殺しています。フフフ(30分経過)」

段々記者が知っているホン・スアが飛び出してくる。映画『潜伏勤務』で金ソンアをいじめる「学校の女性ボス」役を引き受けた時は、大先輩をぶん殴るシーンのため、撮影前日、寝そびれたというホン・スア。今は新しい挑戦を探す時期だと声を高めた。

「実は、私が一番したい演技は『秋の童話』に出るソン・ヘギョみたいな悲恋のヒロインです。クフフン(笑い声が大きい)。普通の人は『あの子には出来ない』と言うそうですが、私は自信があります。いつでも挑戦を受け入れる準備ができています。クフフン(40分経過)」



zozo@@donga.com