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(20)2005年交響楽祝祭、明日がフィナーレ

(20)2005年交響楽祝祭、明日がフィナーレ

Posted June. 29, 2005 06:01,   

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30代の指揮者とピアニストの若手が、2005交響楽祝祭のフィナーレの舞台を飾る。30日午後8時、ソウル芸術の殿堂のコンサートホールで開かれるKBS交響楽団コンサート。今年初めて開かれた交響楽祝祭の協演者オーディションで大賞を受賞したピアニストのソン・ウンジョンさん(35)が、ベートーベンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」を協演する。また、「指揮の神童」と呼ばれ、17歳のときにソウル市青少年交響楽団の指揮者としてデビューした成耆宣(ソン・ギソン、37)さんが指揮棒を持つ。真夏の太陽が鮮かな陰を落とした午後、コンサートが開かれる芸術殿堂・音楽堂前の広場で2人が会った。

▲成耆宣〓昨日ある音楽会場であいさつだけ交わしたんですよね。こうやって話すことができて嬉しいです。私の妻とはソウル芸術高校の同期生・同窓生だと聞いたんです。

▲ソン・ウンジョン〓ギヨンさんの奥さんでもあり私の友達でもある彼女が、私の「ミニーホームページ」に訪問してくれて、今度の協演に対するお祝いの文を残していたんですよ(笑い)。成先生はニューヨーク・シンフォニーエッタの音楽監督活動の他にも、ジュリアード音楽院・予備校オーケストラも指揮していらっしゃるんですね。将来、大家に成長する学生たちを指導するために肩が重いでしょう。

▲成〓鄭明勳(チョン・ミョンフン)先生も担った職責です。才能のある学生たちが初めてオーケストラの魅力を見つける時期ですので、責任感を感じています。ウンジョン先生はプラハ・チェンバーオーケストラなど一流の各楽団と協演して、ソリスト活動と室内楽活動も引き続き行っていらっしゃるですね…。

▲ソン〓欲張りのようです。違う個性の持ち主の芸術家たちとアンサンブルを成すのが楽しいし、声楽家たちの伴奏をすることも大きな楽しみを与えてくれます。

▲成〓米国で活発に活動していらっしゃるが、今度の交響楽祝祭の協演者オーディションがなかったら、このような舞台に立つこともできなかったんです。

▲ソン〓海外でそれなりに注目されながら活動している演奏家たちが多いですが、故国の舞台に立つことは、大変なのが事実です。若い演奏家たちと故国のファンを連結させてくれる、お互いに幸せな試みだと感じます。

▲成〓今度の協演曲がベートーベンピアノ協奏曲第5番「皇帝」で、メインプログラムはチャイコフスキー交響曲第4番ですが、「皇帝」に対しては一部「第3、4番協奏曲に比べて構成がゆるい」という見方もあるようです。

▲ソン〓それほど多様な面を持っているという長所もある曲です。3楽章の活逹な跳躍にはあらゆる心配から脱したワルツの感覚も現われるんです。

▲成〓確かに晩年のベートーベンは、形式美の拘束から脱した感じがあります。私もその点に共感しているので、良い協演舞台のための土台は用意されたわけです。(笑い)

▲ソン〓力を合わせて、観客たちに素敵な舞台をプレゼントすることができればと思います。それでは、演習室でお目にかかります。

成ギヨンさんはカーティス音楽院で指揮を専攻した後、1991年ポルトガル国際青年指揮者コンクールで2位賞を受賞し、1999〜2000年シカゴ・シンフォニー・オーケストラで音楽監督のダニエル・バレンボイム氏の下で修習指揮者として活動した。

ソン・ウンジョンさんは、ピーボディ音楽大の最高演奏者課程を卒業し、米ワシントンを中心にソリスト活動と室内楽、交響楽協演活動を並行している。

1万〜3万ウォン。お問い合わせは02—580—1300



gustav@donga.com