Go to contents

私もシンデレラ、でも王子様に出会える確率はたったの1%

私もシンデレラ、でも王子様に出会える確率はたったの1%

Posted June. 16, 2005 03:05,   

한국어


MBCドラマ「私の名前はキム・サムスン」のキム・サムスン(キム・ソンア)、「愛のサンカ」のオ・スンジン(チャン・ソヒ)、SBS「オンリーユー」のチャ・ウンジェ(ハン・チェヨン)、「帰ってきたシングル」のチョン・クムジュ(キム・ジホ)。最近一斉に始まったドラマの主人公である彼女たちは、オールドミス、未婚の母だ。離婚女性であるにも堂々と人生を生きていく前向きな女性で描かれる。

しかし、一皮剥けば、彼女たちが窮極的に至るところは、「白馬に乗った王子様」との結婚。文化評論家のキム・ホンシクさんは「ドラマが結局、ホテルグループトップの息子であるヒョン・ジンホン(ヒョン・ビン、「私の名前はキム・サムスン」)、子会社だけで約30社の大手企業の後継者であるハン・イジュン(趙現宰、「オンリーユー」)、財閥3世のカン・セハン(チョン・ングァンリョル、「愛のサンカ」)など財閥2世や上流層の男性と会って愛に陷る、知られた結末に帰結される」と指摘した。女性主人公の顔が違うだけで、去年ヒットしたSBS「パリの恋人」、KBS「フルハウス」などのシンデレラ・ドラマの拡大再生産という。

知られたシンデレラ・ドラマが周期的に製作される理由は簡単だ。「オンリーユー」の視聴者であるイ・ソヨン(女性、33)さんは、「ドラマを見ながらとんでもないと思いながらも、一方では、現実の私にもあんな事が起きるかもしれないと想像する」と話した。

●社会・経済的に格付けされる結婚の現実

三星(サムスン)、LG、現代(ヒョンデ)など、財閥家と50社の最高経営者(CEO)の結婚の流れを研究した仁荷(インハ)大学の金鎭邦(キム・ジンバン、経済学)教授は、「1980年代以降、財閥家は主に財閥家との婚脈を形成した」とし、「中産層の一般人が財閥と結婚した例はほとんどない」と話した。

一般的な認識で、シンデレラ型ドラマの女主人公たちが揃えた競争力はどの程度なのかを調べるために、結婚情報会社「ソンウ」に依頼してサムスン、ウンジェ、クムジュ、スンジンの「配偶者指数」(プロフィール)を出してもらった。「配偶者指数」とはお見合いを依頼した会員たちの競争力を点数で表現する特許登録プログラム。職業、学歴など社会・経済指数と外貌、身長、体つきの身体魅力指数、家庭環境指数を合わせたもので、100点満点に点数が高いほど優越なものだ。

このプログラムによれば、「オンリーユー」「私の名前はキム・サムスン」「帰ってきたシングル」「愛のサンカ」の女性主人公たちの平均点数は70点。しかし、同じ計算法に財閥家の未婚男性を入力した場合、平均点数は90点を超える。結婚情報会社の関係者は名門家に格付けされるためには、「資産50億ウォン以上、本人の専門職、3級公務員以上の親、いわゆる名門大学や留学派出身、ずば抜けた外貌(女性の場合は外貌の割合が高い)をすべて揃えなければならない」と説明した。

カップルマネージャーたちは「上位クラスの会員たちは自分と同様のグループの人に会うことを希望するため、一般の女性が実際にドラマの中の白馬に乗った財閥2世のような男性に会う確率は10分の1、結婚する確率は100分の1というのが経験値」と口をそろえて話した。

●「至難の技」の夢は続く

ただし、例外がないわけではない。特に女性たちの場合、家族の資産規模など社会・経済的地位では男性に劣っても、△個性の強い意外性を持った性格△自己啓発に積極的で自信感がある△派手な方というよりも、きれいだが清潔な印象△他人への思いやりが境遇や、互いに異質的なグループに属していても「上向きマッチング」をするというのだ。

カップルマネージャーのチョン・ソンエさんは「上流層に属する男性たちの場合、似ている環境で育った高慢で派手な女性より、平凡だが、魅力ある女性に惹かれる場合もある」とし、「キム・サムスンの意外性、オ・スンジンの可愛い外貌、チャ・ウンジェの猪突性は、実際に『白馬に乗った王子様』にアピールすることができる」と話した。

最近、ドラマのシンデレラ型の女性主人公たちが積極的な性格でありながら、海外留学派のクック、マーケティング専門のウエートレスなど、「自立可能な新世代の専門職種」の従事者に設定されたのも、自分啓発に積極的で海外経験のある場合、加算点を与える社会的情緒が、ある程度反映されたのだ。もちろん、彼女たちが王子様との結婚後も、相変らず汗を流してスパゲッティーの麺をゆでて、ケーキを焼く姿が描かれるかは未知数だが…。



zozo@donga.com