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週末デート、李ヨウォン

Posted May. 12, 2005 23:24,   

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タレントの李ヨウォン(25)はインタビュー始終、首にかけたスカーフの端を手でくるくる巻いては解いていた。記者たちが質問をすれば、はにかむように微笑んだ。

23日始まるSBS月火ドラマ「ファッション70s」(午後9時55分)で、主演の天才デザイナー、ダミー役を演じる李ヨウォンを10日、京畿道富川市(キョンギド・ブチョンシ)の撮影現場で会った。彼女は03年、結婚と同時に引退し、2年ぶりにテレビに復帰する。

「李ジェギュPDから出演を提議された時、まる2日間悩みました。カムバックすれば人々にあれこれと言われるに違いないけど、それが嫌だったし、非難されるのも心配でした。もう自分ひとりではないですから」

彼女は結婚前、最後のドラマだったSBS「大望」(02)に出演する時、「私は芸能界には似合わない人」と言ったように、派手な芸能界より素朴な家廷生活がもっと気に入ったようだった。

「時代劇である上、MBCドラマ『茶母』を演出した李PDの作品で、愛の物語でなく女性の人生と成功を扱った内容が気に入って出演を決めました。『いちいち他人の言う事に気を使えば、生きて行けない』という主人の話にも力を得ました」

「ファッション70s」は1970年代のファッション業界と上流社会を背景に、4人の若者の愛と野望を描く。ダミーはファッション界に彗星のように登場し、70年代流行ったボヘミアン・ヒッピールックを作り出した天才デザイナーとして出る。

「ダミーは堂々で粘り強く言うことは言うタイプです。PRの文案には『モーツァルト・スタイル』と紹介されていましたが、表では強そうでも、心は弱く純粋なキャラクターです。私が結婚前、『青い霧』『大望』で演じた弱々しいイメージとは全く違います」

李ヨウォンは時代劇に似合う顔だ。本人も「00年、KBSドラマ『コクチ』に出演した時、まわりから時代劇によく似合うと、よく言われました」と言うほど、古典美人に近い方だ。「ファッション70s」に一緒に出演する金ミンジョンが派手に咲き始める薔薇のようだとすれば、李ヨウォンはパステルトーンの穏かな菊の花のようだという評価。

2歳の娘を育てる母になったためか、演技に対する熱情は結婚前よりずっと強くなった。

「結婚前には、『今は下手でも後でよくやればいい』と思いました。仕事が多かったので生意気だったんです。今は、演技の一場面一場面がとても大事に感じられるんです。今回が『最後』と言う心で臨んでいます」

彼女は、8月封切り予定である映画「クァンシキの弟クァンテ」にもキャスティングされ、撮影中だ。

李ジェギュPDは、「ダミーは豊かな家庭で育った後下流層まで落ちて、再び成功をおさめる人物だが、李ヨウォンさんがその幅を演じられると信じている」と言った。

夫のプロゴルファー・朴ジンウ(31)さんと子どもに関して聞くたびに、マネージャーが、「私生活に対する質問は遠慮してほしい」と制止した。李ヨウォンは自分の家庭だけは大衆に公開せずに残しておかなければならないと思っているようだった。彼女は2年間の結婚生活に対し、「料理と洗濯とドラマを見る楽しみで暮したが、夫の助けがなかったなら演技者への復帰は不可能だったはず」と答えた。



suhchoi@donga.com