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ジャズは自由だ

Posted March. 23, 2005 23:57,   

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カナダ出身の女性ジャズ・シンガー、ダイアナ・クラール(Diana Krall、41、写真)が31日、来韓公演する。17日のマレーシアを皮切りに、日本と香港を経てソウルへ来る。1999年と02年に続き3回目である今回の公演は31日午後8時、ソウル中区(チュング)のミレニアムソウル・ヒルトンホテルの1階コンベンション・センターで開かれる。5万〜15万ウォン。02−541−6234。

ダイアナ・クラールはローラ・フィジィ(Laura Fygi)、ノラ・ジョーンズ(Norah Jones)とともに、ポップ・スタイルのジャズを披露して人気を呼んだ。彼女は4歳の時からピアノを学び始め、15歳の時には町内のレストランで有名ジャズ曲を演奏するほど、幼い頃からジャズに才能をみせた。

1994年、現在のプロデューサーであるトミー・リピューマ(Tommy Lipuma)に出会い、デビュー・アルバム「Only Trust Your Heart」を発表した。1997年、第3集アルバム「LOVE SCENES」でビルボード・ジャズ・アルバム・チャートで66週間1位という記録を立て、1999年には、第4集アルバム「When I Look Into Your Eyes」で、グラミー賞の「今年のアルバム」賞を受けた。映画「ノッティングヒルの恋人(原題:Notting Hill)」の主題曲「She」を歌ったエルビス・コステロ(Elvis Costello)と03年結婚し、翌年、第6集アルバムを夫と共同作業で作った。

ダイアナ・クラールというと、欠かせないのが外見。「ジャズ界のシャローンストーン」と言われるほどの優れた外見を誇るが、金髪の美女が「ポップジャズ」を歌うという理由からジャズの骨髄ファンたちからは評価が低い。しかし、35年以上を磨いたピアノ演奏能力とハスキーな声は、彼女を世界的なジャズミュージシャンに作りました。

——日本公演を控えてシンガポールで休憩中の彼女を電話でインタビューした。

「韓国公演を控えて期待が大きい。個人的に前回の韓国公演は私に多くの思い出を残した。とくに2002年公演のときの観衆の反応が熱狂的だったのを覚えている」

——韓国にはあなたのファンが多い。その理由は何だと思うのか。

「韓国のファンたちは私の音楽に溶け込んでいるジャズのインプロバイゼーション(即興演奏)に共感すること。それが私のファンたちが燃えるところだ」

——あなたの音楽はポップジャズで有名だ。ジャズの大衆化、ジャズのポップ化に対してどう思うのか。

「私の音楽が多くの人たちに知られたのは運が良かったからだと思う。ジャズの大衆化ということ自体、幸運だと思っている」

——「ジャズ界のシャローンストーン」という異名もある。音楽をしながら外見で得をしたことはあるのか。

「(笑い)シャローンストーンという異名は最高の賛辞だと思う。しかし自分自身はエルビスプレスリーだと思っている。そのくらい砕けている。実際、私は公演のとき、セクシーな衣装よりはジーンズを楽しむ」

——結婚後、音楽的に変ったことは。

「夫は私に音楽的な刺激を与えて、私が作曲に没頭できるように環境を作ってくれている。一番嬉しいのは、夫と音楽的に通えることだ」

——あたなにとって「ジャズ」とは。

「ジャズは自由だ。その中心にインプロバイゼーションがある。私にできることを思いっきり見せられるのがジャズだと思う」



bsism@donga.com