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音楽劇『アシ』でカムバックした呉貞孩

Posted January. 03, 2005 22:51,   

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「アシ(若奥様)」がカムバックする。

『アシ』は1970年、TBCで放映され、全国を涙の海にした人気ドラマ。02年には音楽劇として作られた『アシ』が好評を得て、「音楽劇ブーム」を起こした。今回の音楽劇公演には、呉貞孩(オ・ジョンヘ、若奥様)、ソンウ・ヨンニョ(実家の母)、ヨ・ウンゲ(奥方)、チョン・ヤンジャ(姑)、金ソンウォン(舅)など2年前のキャスティングがそのまま再び舞台に上がる。

舞台では李美子(イ・ミジャ)が物悲しい声で歌った『アシ』の主題歌とともに、「トンベクアガシ(椿お嬢さん)」「女の一生」「愛に騙されて」など、その時代の哀切なメロディーが中壮年層の心の琴線に触れる。今年は、『アシ』の米国、日本、中国での巡回講演も予定されており、海外に居住する韓国人たちの郷愁も慰める予定だ。

呉貞孩(33)さんは、「もし『アシ』のポスターに私ではなく他の人の顔が出たらと思うと、それだけで苦しくなるほど『アシ』は自分でやってみたい作品でした。お年寄りを中心に家族で一緒に見る作品としては、この上ないものと思います」と話した。

『アシ』は若くしてお嫁に行った女性が、無責任な夫と厳しい姑のため一生苦労する生を描いた作品。呉貞孩の哀切な演技は中壮年層観客たちの涙腺を刺激し、客席のあちこちから涙ぐむ音が聞こえる。呉さんは自分も息子ヨンヒョン(8)の母であると同時に、一家の嫁だ。

「義母は必ず初日の初公演を見に来てくれます。前回の『アシ』公演を見た後、笑いながら『私はこんなによくしてあげたのに、あなたはどうしてそんなに嫁の悲しみがよく表現できるの』と言われて、『間接経験』だと答えました。実際、義母にあまりにも可愛がられているので、私はよく言う『婚家』の難しさが分かりませんが、必ず経験しなければ表現できないということではないのですから。」

彼女はこの1年、気も遠くなるほど忙しい日々を過ごした。木浦(モクポ)で一人暮らしをする実家のお母さんに少しでも多く顔を見せるため、わざわざ全羅南道(チョンラナムド)一帯にだけ放映される光州(クァンジュ)MBCを往来しながら番組を担当しており、KBSとMBCラジオで国楽番組も進行している。その間に地方に公演にも行く。円光(ウィングァン)大東洋芸術学科で宗教哲学を勉強しながら博士課程に在学している。彼女は、「人間の内面がもっと分かれば、より深みのある音楽ができると思います」と言った。

主婦、学生、放送人、国楽人、DJの「1人多役」をしたため、1年間で体重が7kgも痩せたという彼女は、「前回の公演の時は『おばん』だったけど、今度は本物の『アシ』みたいでしょう」と言いながら笑った。

12日〜2月2日。ソウル奨忠(チャンチュン)体育館。平日午後4時、7時半、土曜・日曜・祝日午後3時、6時半。1566−2125。



康秀珍 sjkang@donga.com