Go to contents

映画ほど礼拝も楽しいイベント

Posted December. 24, 2004 23:13,   

한국어

映画館で礼拝をする?

映画俳優出身のコ・ウンア氏(本名・李ギョンヒ=合同映画(株)ソウル劇場代表)は、「映画館礼拝」に対する期待から、いつにもまして今年のクリスマスを楽しみにしている。コ氏の夫であるクァク・チョンファン氏(合同映画(株)ソウル劇場会長)と弟の李・ジェチョル牧師もうれしい気持ちでいっぱいだ。

22日、ソウル鍾路区(チョンノク)鍾路3街のソウル劇場で3人に会った。コ氏は「家族たちが意思を集めて、三月最後の週の木曜日午後9時、うちの映画館で礼拝を行うことにした。多くの人たちが足を運んできて、音楽も聞き、神様のお言葉に胸を打たれてほしい」と述べた。

初の礼拝は来月27日午後9時、ソウル劇場の11上映館の中で一番大きい第2館(902席)で開かれる。腕の立つ演奏者たちで構成されたニュートリオポップスオーケストラが30分間、映画音楽、ポップ、賛美歌などを公演してから、李牧師が1時間くらい説教する予定だ。誰でも無料で映画館に入って、礼拝に出席できる。ソウル劇場は「映画館礼拝」のある日は、平均40〜50%の座席シェアとなる第2館の午後8時以降、映画上映2回を行わないことにした。

変わった履歴の持ち主である3人が損を覚悟で「映画館礼拝」に意気投合したことは、最近教界で話題となっている。コ氏は、1960年代映画界が注目する人気俳優だったし、クァク氏は映画制作と劇場業界の大物のうちの一人だ。ソウル江南(カンナム)で教会の建物なしに、10年で信者を3000人に増やしてから、突然姿を消していた李牧師は名説教ですでに教界では名が知れている。

コ氏は「この人(クァク会長)が、ある日教会に行ってきてから伝道のため劇場を使いたいと言って、びっくりした。ところが、私も10年前ラジオの宣教放送をやめる際に、10年後には必ず新しいことをしようと思っていたところだったので、快く同意した」と話した。

クァク氏は「25年間劇場事業を行って、劇場を伝道に活用できないのか苦慮していたところへ「劇場礼拝」のアイディアが思いついた。しかし、教会を仰ぐ牧師が説教を受け持つことになれば、トラブルが起こりかねないと心配していたところ、『李牧師』が思い浮かんで協力を要請した」と説明した。ソウル鍾路区平倉洞(ピョンチャンドン)の芸能(イエヌン)教会の長老を勤めたクァク氏は、信者たちは牧師に仕えるべきだと言って、義理の弟をしょっちゅう「李牧師」と呼んだ。

李牧師は、「神様の教会」の担任牧師時代、ソウルのチョンシン女子高に講堂を建て、週末のみそこを借りて礼拝を行ったが、1997年スイスのジュネーブに出かけており、3年ぶりに帰国して話題となった。彼は、帰国後も平信徒として教会に行き、週末学校の中高校生を指導し、文章を通じた宣教にばかり専念してきた。

李牧師は「姉と義理の兄は、毎週『劇場礼拝』をするのがどうなのかと言ったが、私には手に余るものだと思って、一ヶ月に一回だけやることにした」と述べた。彼はまた「人々は、高価なものを買えば使用説明書を丹念に読んでみながらも、神様が示した『人生の使用説明書』も同然の聖経については別に知る気がない。映画館によく足を運ぶ若者たちに生活するうえで、知恵になるような話を聞かせたいと思った」と述べた。

コ氏夫婦は「他の人たちにはできないやり方で、神様に栄光を返すことができてうれしい。礼拝の出席者たちが増えれば、礼拝過程を撮影し、他の映画館に『映像礼拝』を拡大していく計画だ」と意気込んでいる。



金次洙  kimcs@donga.com