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番組収録で死去した声優、「KBSは誤らないのか」視聴者ら激怒

番組収録で死去した声優、「KBSは誤らないのか」視聴者ら激怒

Posted October. 13, 2004 00:58,   

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KBSのバラエティー番組がモチを食べるゲームでを収録する途中、モチを喉に詰まらせて倒れ、入院中に死亡した声優チャン・ジョンジン氏について、放送局が謝罪や哀悼の意を全く示さないことに視聴者たちが激しく抗議している。

チャン氏は先月13日、KBS第2チャンネルのバラエティー番組「日曜日は101%」の「横町の帝王」コーナーを収録中にソンピョン(秋夕に作る伝統モチ)を食べる途中、モチが喉に詰まって病院に搬送され、1ヵ月あまりを酸素呼吸器に依存してきたが、意識を取り戻すことができなかった。

KBSは11日午後のメインニュース「ニュース9」でチャン氏の死去を36秒間伝えただけで、謝罪放送はしなかった。KBSインターネット掲示板にも謝罪や哀悼の意を表す文章も掲載しなかった。KBSの関係者は、「放送アクシデントは珍しいことで、勤労基準法に定めている安全規定をきちんとに守れる充分だ」と話すなど、安易な考えたを示した。

これに対してKBSインターネット掲示板には、故人の冥福を祈り、KBSを非難する書き込みが2000件あまりも発表された。

ネットユーザーのチョン・ユンジェ氏は「アニメ『走れハニー』のホン・ドゥケ先生の声を聞いて育ったのに、その声優さんがあっけなくも亡くなったなんて信じられない。KBSがホームページのメイン画面はもちろん、該当番組の掲示板にも謝罪文が掲載されていないのにはがっかりした」と話した。

金ヨンテク氏は「視聴率にあくせくし、可逆的な興味本位の番組を作るなかで発生したとんでもない惨事だ。KBSは公営放送の精神を取り戻さなければならない」と書き込んだ。

ネットユーザーの李ヒジュン氏は、KBSニュース掲示板に「チャン氏の死去報道で『急いでモチを食べる途中』亡くなった、とだけ放送した。KBSが誤ったことについては、どこにも触れていなかった」と指摘した。

一方、KBSは12日午後、視聴者たちのネット上の非難が激化すると「謝罪の代わりに哀悼の意を表した文章をネット掲示板に発表する予定だ」と明らかにした。



徐廷輔 suhchoi@donga.com