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「せちがらい世の中…結局は家族だけ」

Posted September. 23, 2004 22:17,   

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経済不況とイデオロギーの葛藤でせちがらい世の中に生きる力を与えてくれるのは、やはり「家族」しかいない。地上波放送局が秋夕(韓国の旧暦のお盆)特集で放映予定の5本のドラマも、全部家族を素材にしている。

40年ぶりに会った兄弟、妻の死を控えた夫(以上KBS)、3人の息子と父(MBC)、再婚家庭、不治の病にかかった夫と身体の不自由な妻(以上SBS)の話が特集ドラマで繰り広げられる。

△KBS第2テレビ『兄』(脚本チ・サンハク、演出ハン・ジョンヒ、27日午前10:30)〓水産市場氷配達員のサンテ(朴インファン)は偶然、弟の一流大学化学科教授のヒョンテ(ソ・インソク)が自分を捜している放送を見て、40年ぶりに再会する。

孤児院にいた兄弟は、サンテが12歳の時、ヒョンテのために服を盗んだことが原因で、別れ別れになった。再開に心を通わせた兄弟だったが、社会的身分の差から両家族は融合できず、心の痛む思いをする。それに、偶然サンテ名義の土地があるという事実がわかり、財産をめぐる両家族間の葛藤はよりひどくなる。

△MBC『お父さんの海』(脚本ノ・ユギョン、演出李ヒョンソン、28日午前9:30)〓父親がひいきする大学講師の長男、父親と事々に意見の合わない次男、町内のごろつきと仲間になって問題を起こす三男が、父の深い愛を悟るというストーリー。

テジョン(ペク・イルソプ)は妻に死なれてから20年以上、船舶修理をして、息子三人を育ててきた。長男のジェフン(金セジュン)は6カ月前に離婚して、故郷に帰ってきた。

強力系刑事の次男ジェチョル(チョン・チャン)は、三男のジェドン(李ジュン)がバイク飲酒事故で留置場に入れられ、事件を解決するため故郷に来る。ジェチョルは兄だけをひいきする父親との葛藤で、兄に関する出生の秘密を知ることになる。

△SBS『4人のかたきたち』(脚本イム・ソンヒ、演出シン・ユンソブ、27日午前10:40)〓再婚夫婦の家族が、真の家族になる過程を子供たちの目を通して愉快に描いた。

高校同期のヨンジュ(金ジヨン)とジョンチョル(イム・ホ)は、ヨンジュの娘ビョルがジョンチョルの息子ウジンの学校に転校してきたことを契機に久しぶりに再会する。お互いに離婚したことを知った彼らは、昔の思い出を思い浮かばせながら親しくなり、結局再婚する。しかし、子供たちは継父と継母をそれぞれ受け入れられず、問題を起こし、ウジンが弟のウラムを連れて密かに実の母を尋ねるなど騒ぎが起こる。

△その他〓KBS第2テレビ『初恋の贈り物』(脚本ソ・ヒヨン、演出ソンウ・ワン、26日午前9:30)は不治病にかかった妻のために、妻が懐かしがる初恋の男を探す夫の話だ。

SBS『クァンシクの歌』(脚本朴ギョンア、演出チョン・ヒョ、29日午前10:40)は、身体の不自由な妻を残したままこの世を去ることが心配で、別離演習をする胃癌末期の夫と、夫の変化を誤解した妻の愛の物語だ。



徐廷輔 suhchoi@donga.com