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光州国際映画祭、9月2日開幕

Posted August. 18, 2004 22:38,   

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非競争映画祭として世界各国の新人監督らを発掘・紹介してきた「光州(クァンジュ)国際映画祭」が、今年で4回目を迎える。9月2〜11日に開かれる今度の映画祭には、120本余りの映画が紹介される予定だ。10日から開かれる「2004光州ビエンナーレ」とも日程が重なり、祭り雰囲気のシナジー効果が期待される。

開幕作である日本の渡辺謙作監督の『ラブドガン(Loved Gun)』は、キラーと依頼人で会った若い男女の絶望と愛をジャンルを超える破格の形式に画いた作品。閉幕作は韓国鞖昶浩(ペ・チョルホ)監督の低予算芸術映画『道(ギル)』。南道を放浪する行商人の生気地な生に芸術家として監督自分の人生が反映されている。

今度の映画祭は特別展が注目するに値する。最も大衆的なセクションである「ワイドスクリーンの黄金時代」では、『ドクトル・ジバゴ』『エキソドス』『夕陽のガンマン』『山猫』など、シネマスコープ時代の代表作が紹介される。また「ジャン・マリー・ストローブとダニエル・ユイレ回顧展」では、スペクタクルに重点をおく主流映画傾向とは正反対の見方で、製作、脚本、撮影、編集全過程を引き受けて急進的な映画美学を貫いている両コンビ監督の作品のうち『アンナ・マグダレーナ・バッハの日記』など19本が上映される。

この他に、植民地時代に中国で活動した朝鮮人俳優であるキム・ヨムの作品を紹介する「上海のキム・ヨム回顧展」、モダンシネマの巨匠ミケランジェロ・アントニオーニの主要作品を紹介する「ミケランジェロ・アントニオー二の傑作選」も用意される。

公式セクションで注目すべき部門は、去年新設された「ノンフィクションシネマ」。実験映画やドキュメンタリーなどを紹介する同セクションでは、政治、社会的な問題を自分のプライベートなことや家族のことと結合させて解く、いわゆる個人映画(Personal Cinema)で有名な米国のロス・メックエルウィ監督の『偉い年初』など3本と、フランスのドキュメンタリー監督レイモン・ドゥパルドンの最近作『地方裁判所第10号室』が紹介される。

メインセクションである「ヤングシネマ」では開幕作である『ラブドガン』の他に、中国リィウ監督の『緑の帽子』、レバノン出身のダニエル・アビド監督の『戦場で』、フランスクリストフ・オノレ監督の『マザー』などが紹介される。韓国映画の現状が分かる「韓国映画、今」では『最後のオオカミ』『知っている女』『逹磨よ、ソウルへ行こう』など最近作が上映される。

観覧料は開・閉幕作1万ウォン(開・閉幕式の観覧含み)、その他の映画は5000ウォン。上映日程は映画祭ホームページ(www.giff.or.kr)を参照。



李承宰 sjda@donga.com