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肩の力を抜きました クォン・サンウ

Posted July. 28, 2004 22:55,   

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「力が残るんですよ」

クォン・サンウ(28)が話した。8月6日に封切られるロマンス映画『シンプ(神父・花嫁)授業』で、彼は初めてセクシーな筋肉あるいは雄の本能を、黒い神父服(スーダン)の中に隠した。何かの衝突のようにも見える。「ナイスボディー」クォン・サンウが気が小さくて涙もろい予備神父役で出るというのは?。

「最後の敍品式(司祭になる意識)場面でNGがたくさん出たんです。神様とボンヒ(ハ・ジウォン)の中で一人を選択しなければならない状況で涙がよく出ないからです。私クォン・サンウは神様と女の中で一人を選びなさいといえば、当然女性を選ぶはずだが…。集中ができなかったんですよ。(笑い)」

23日、ソウル鐘路(チョンロ)1街のあるカフェーで会ったクォン・サンウは「トイレで不便だったことを除けば神父服がとても素敵で気に入った」とし「女性のことで『試験』に立たされるという点では、予備神父と男子演技者と似ている」と話した。

針仕事が上手な神学生ギュシクは、偶然お転婆少女のボンヒと生まれて初めて口付けをした後、信心が搖れる。誰にも初キスの記憶は残るに決まっている。しかし、クォン・サンウは「仕方なく女性と別れるようになればその時は全部忘れる」とし「初キスとは覚えるべきではない」と短くてクールに話した。

デビュー4年ぶりに人気絶頂に上り詰めたクォン・サンウには羨ましいものがなさそうだった。しかし、クォン・サンウは本音を熱く吐き出した。

「私に『発音が良くない』『発声が良くない』と言います。この前まではそれがコンプレックスだったんです。しかし、私の舌が本当に短いのでもないんです。実際(発音)習慣が間違っただけなのに…。生活するのに全く不便はありません。私が韓石圭(ハン・ソクギュ)さんのように完璧に話せるようになってから作品をすべきでしょうか?声優のような発音とアクセントに気を使いながら演技をすれば、私が私の感情にもっと忠実になることができるでしょうか。私を作品だけで評価してくれたらと思います。今も自信を持っています。『マルジュコリ(良才駅付近)残酷士』のヒョンス役は我が国どの俳優が演じても私ほどではないだろうと。私には私の行く道があり、私の映画があります。」

クォン・サンウは、この映画で「とても一方的ですね」のような弱いせりふをこぼして、聖母像の下に「私の心に入ってこないでください」という愛情の悩みをはにかむ落書きで残したり、すぐ涙をぽろぽろ流したりするなどイメージ変身を目指す。クォン・サンウの目笑を笑いとしなければ、率直にクォン・サンウは笑うときより泣くときの方がもっとセクシーだ。クォン・サンウは「今まで不良っぽくて『おしゃれっぽい』イメージから脱し、母性愛を催す可愛らしい男になりたい」と話した。

「デビューのときは一人で食べて寝ることのできるワンルームがあればと思ったんです。ワンルームができると、歩いて通うのが大変になったんです。それでスクーターを買ったんです。危ないと思い次は車が買いたくなったんです。車を買い、家を買い、お母さんの家を買ってあげたりするなか、ずっと上だけ見上げることになったんです。大田(テジョン)にいる故郷の友達にたまに会います。みんなサラリーマンで、一生懸命働いて月に200万ウォン足らずのお金で生活して…。その友達を見れば目覚めるんです。私は一体何をしているのか。私にとって本当に大事なものは何か。私は一生を富だけを追って生きたくありません。欲張る心を捨てなければならない。」

グァン・サンウは高い人気からの寂しい影を感知するようだった。彼は「たぶんこんな話をすると笑うでしょう」とし、「この頃は一人で田舍に車を走らせて1日中オルゲンイ(カワニナの方言)を捕って来るときもある。本当に私が少しおかしくなった」としながら笑った。

世の中で一番嫌なことは何かと聞いたら、彼は二つを挙げた。偏見とタバコだった。



李承宰 sjda@donga.com