Go to contents

笑わせる朴重勳とチャ・テヒョン

Posted June. 29, 2004 22:47,   

한국어

映画俳優の朴重勳(パク・ジュンフン、38)とチャ・テヒョン(28)。

7月9日に封切られる映画『Two Guys』の「あきれた」二人の主人公だ。10年の年齢差にもかかわらず、二人の俳優はコメディーという脱することのできない「影」に縛られている。

朴重勳はこの10年間、同ジャンルで一番輝く演技者であったし、チャ・テヒョンは笑いの他に純愛的イメージでも愛されてきた。

「遠くで捜さないで。10年後の君がここにいるよ」(朴重勳)

理由ある冗談だ。こんな言葉でなくても、相手から自分の過去または未来を見つけるという二人に28日、一緒に会った。

●『Two Guys』

映画『Two Guys』(朴ヒョンス監督)は朴重勳のアイディアで始まった。

「今度の作品は徹底的に企画された映画ですよ。『人を笑わせるよう生れついた』という私とチャ・テヒョンが一度一緒に映画に出演すればどうか、という発想から始まったんです」(朴重勳)

「1年ほど前、先輩の一緒に映画に出ようという言葉に、それでは『そうしましょう』と答えたんです。先輩と一緒に出るという話、そして大体の筋書だけがあるのみでした」(チャ・テヒョン)

この作品は不良債務者から「死神」と呼ばれている解決師のジュンテ(朴重勳)と借りたお金を返さないことに卓越な腕前を見せてきた「どじょう」フン(チャ・テヒョン)が繰り広げるコミック・アクション。犬猿の仲だった2人は偶然、先端半導体機密の入っているかばんを拾って、巨額をかけたマネーゲームのパートナーになる。

●『ハレルヤ』

チャ・テヒョンがまともなシナリオもなしで、朴重勳の「うまい話」に乗ったことには理由がある。二人の縁は1997年映画『ハレルヤ』にさかのぼる。当時、朴重勳は牧師になりすます詐欺師役で主演だったが、チャ・テヒョンは助演で映画界にデビューした。

「この5年間、個性の強い作品を主に選んできたんです。いつのまにか若いファンからすると、朴重勳は過去には親しまれたが、重い俳優になっていたんです。チャ・テヒョンと一緒に作業しながらイメージを変えたかったんです」(朴)

「『ハレルヤ』では長老の息子でしたが、役の名前が思い出されないほど目立たない存在でした。その時、いつか一緒に主演で映画に出演する日が来るだろうかと思ったことがあります。ところが、もう本当にTwo Guysになりましたね。(笑い)」(チャ)

●コメディー

2人ともコメディーなら誰より話すことの多い俳優だ。

「笑いは基本的に好感です。女性と付き合うときに彼女が笑えばゲームは終わります。コメディーは映画が始まって5分以内に観客の好感を買わなければならないんです。それで難しいんです」(朴)

「コメディーはメロよりもっと難しいです。『Two Guys』は笑わせながら、最後に感動を少し入れるような『コメディー』ではありません。最初から最後まで笑わせます」(チャ)

●顔

コメディアンに生まれつきの俳優の資質があるか?

「先輩はいい顔を持っています。荒いコメディーまたは悪役まで可能な顔です。しかし、その顔ではメロは難しいのではないかと思います」(チャ)

「分からないですよ。90年代初めまで、私がまさに代表的なメロ俳優だったんだから。チャ・テヒョンの顔でメロ映画に出るということは、世の中が良くなったからです。とにかく、チャ・テヒョンの顔には平凡と非凡が入り交じっています。顔型と雰囲気は平凡なのに笑えば細胞まで一緒に笑います。観客から見れば偽りが感じられない、羨ましい顔です。顔に対する技術的評価は、二人とも脂肪があまりにも多いということです。(笑い)」(朴)

二人は韓国の風土では珍しく生き残った「チャーリー・チャプリンの後裔たち」かも知れない。「私はいつもピエロであるだけだ。そしてピエロとして、どの政治家より高い地位にあがった」と言うチャプリンの言葉を伝えたい。



金甲植 dunanworld@donga.com