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達磨さん、下山しよう

Posted June. 23, 2004 23:43,   

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ピンクのTシャツに白い帽子をかぶった僧侶の大峰(テボン、李ムンシク扮)。同じく僧侶の玄覚(ヒョンカク、李ウォンジョン扮)は、そのスタイルがどうも気に入らない様子だ。

「大峰さん、ピンクのTシャツはともかく、その帽子の色なんとかなりませんかね」(玄覚)

「私はコーディーが決めてくれればそのまま着ます。『ノーブレイン』。ブレインがないから白だってば」(大峰)

「まあ、まあ、おさえて、おさえて」(僧侶の清明、チョン・ジンヨン扮)

映画「達磨さん、ソウルへ行こう」(7月9日封切り予定)の撮影が終わって1カ月が過ぎたが、僧侶らの口喧嘩の様子は相変わらずである。01年に全国390万人の観客動員数を記録した「達磨さん、遊ぼう」に続いて再結集した三人の俳優に21日会い、映画などの世間話をした。

○縁

▽チョン・ジンヨン〓1月にソウルのある寺で受戒式と燃臂(戒を守るという意味で腕に香をたくこと)の儀式を行いました。略式ですが、髪も剃って法名もいただきました。

▽李ウォンジョン〓今でも少し痕が残っています。

▽李ムンシク〓痕が大きく残ってればそれは刺青になっちゃいますね。でも、心には大きく残っています。お見せできませんが(笑う)。

前編が山の中の寺を背景に、やくざと僧侶の対決を描いたのに対し、続編はソウルに出てきた三人の僧侶のストーリーを描いている。和尚の遺品を伝えるためにソウルのムシン寺を訪ねた清明一行は、寺地に新しいビルを立てようとするボムシク(シン・ヒョンジュン扮)に対抗して、寺を守ることにした。

▽李ウォン〓大峰は演劇の時に会ったけど、二人とはどこで初めて顔を合わせたっけ。

▽チョン〓映画「緑の魚」(1997年作)の時に初めて会った。私はその時俳優ではなく、演出部の「下っ端」でした。

▽李ムン〓これを映画を撮ったと言えるかどうか。ともかく最初の映画なんですけど、映画の中で女優のシム・ヘジンさんに因縁をつける三人の「チンピラ」の一人でした。

○話題

▽チョン〓前編が心に関する映画だとすれば、今回はカネの話です。前編のストーリーが「底抜けの壷に水を注ぐこと」だったとすれば、今回は「こぼれた念珠の玉を手を使わずにポケットに入れること」です。回答は映画の中にあります(笑い)。

▽李ムン〓映画の中で大峰は話をしてはいけない「黙言の修業」をします。口数が多い人がそんな修業をするものだから本当に憂鬱になりましたね。急に人生はなんだろうって気持ちになりました。私の人生はずばり「愛」です。愛があればこそ、この厳しい世の中で踏ん張ることもできるし、愛してこそ私の人生がそれなりに豊かになるような気がします。

▽チョン〓私は仏教的に言えば、「業障消滅」。すなわち、積もり積もった業をなくそうと努力します。できるだけ業になることはしないで、積もった業は解いていかなければならないと思います。私が司会役をしている「それが知りたい」という番組も実は業を積もらせる番組です(笑い)。

▽李ウォン〓実際、私はこの人たちとそんなに相性がよくありません。3人3色です。でも、演技は一人でするものではありません。自分を抑えて、相手に配慮してこそいい作品が生まれます。来世では一人でする「個人芸術」がしたいです。

○内功対決

ストーリーの中で三人の僧侶は嫌がらせをするボムシク一味に対抗して、奇想天外な対決を持ちかける。歌と酒、力比べ。

▽チョン〓いける口ですかって。こんな話してもいいんですかね。

▽李ウォン〓清明ですか。うん、非常にフンバリますね。「きょうはいける」って思えたら翌朝まで飲まなければ気がすまないし。大峰も「ザル」ってほどではありませんが、だいぶいける口ですね。私は単なる愛酒家です。

▽李ムン〓清明は穀茶(酒のこと)を召し上がると言葉が多くなりますね。

▽チョン〓昼間は仕事もあるから、夜また会いましょう。

結局、7時間後に大峰さんを除いて一行はもう一度集まった。大峰さんは次の映画の刑事の配役のため、とある所で尾行中だとか。



金甲植 dunanworld@donga.com