#シーン1:全羅南道木浦(チョルラナムド・モクポ)のあるホテル
「今日は成人の日(17日)なのに、何ももらえませんでした!」
17日午後に会ったハン・チヘは、おかっぱのヘアースタイルが与える大人しいイメージとは裏腹に、両手で大きなジェスチャーを取りながら言った。彼女は午後いっぱい、木浦港旅客ターミナルの波止場で、組織暴力団「クァンギ」(クォン・オジュン)の一党から、刑事「ホテ」(金ミンジョン)と一緒に逃げるシーンを収録した。
「朗朗(ナンラン)18歳」のチョンスクが腕白小僧のようなキャラクターだったのに比べ、「島の先生」のウンスは26歳の女教師で、キャンデーとオードリー・ヘップバーンを合わした役だと彼女は説明した。
ハン・チヘは若いタレントが好まない歴史劇にも、当代屈指の女主人公として出演したいと抱負を語った。
「似合わないと言われるかも知れませんが、頑張る自身があります!」
金ヨンソプ担当PDはハン・チヘのことを「20歳の女戦士みたいだ」と言った。
#シーン2:ホテルの近くのカフェー
対話を交わし始めて間もなく、ハン・ジヘは記者を見ていきなり笑い出した。
「記者さん、ニックネームありますよね。何かのキャラクターに似ているって言われたことありませんか。目がマシマロ(猟奇兎というウサギのキャラクター)に似てますね!可愛いという意味です」
ハン・チヘは特に目に関心が多い。視力が良くないので、いつか手術を受けると言う。
ハン・チヘは、「成人おめでとう」と言う言葉と共に勧めたビールを断らなかった。
「お酒を一番多く飲んだのは、誕生日にハン・イェスル先輩と一緒に飲んだときでした。イェスル先輩とはお互い助け合う間柄です」
ハン・チヘとハン・イェスルは01年度のスーパー・エリート・モデル大会出身で、大変親しいという。
話の途中で、他のテーブルに座っていた金ミンジョンが近づいてきて、撮影中のエピソードを紹介してくれた。
「チヘが私を『元老俳優』と冷やかしたんです。『元老俳優、歯はいつ抜けるんですか』と聞かれたその翌日、本当に私の金歯が抜けてしまったんです。私はお昼も食べられずに困っているのに、チヘは可笑しそうにずっと笑ってるんですよね…」
#シーン3:ホテルのカラオケ
記者懇談会後、ドラマの製作・出演者たちと記者は一緒にカラオケに向かった。ハン・チヘは「紫雨林(ジャウリム)」の「マジック・カーペット・ライド」を歌った。歌詞をしばしば間違えたが、司会を受け持った金ミンジョンと2人で派手なダンスを披露してくれた。
同日、彼女は「朗朗18歳」と「島の先生」のキャラクターが行き交った。その中で、ローズ、フレグランス、キスなど「成人の日」のプレゼントが無いと、平凡な娘のように文句も言った。
彼女は後で、ローズとフレグランスはスタッフとファンからもらい、キスは翌日、撮影地に行く船の上で、「島の先生」のタイトル・シーンを撮るため金ミンジョンから受け取った。
趙慶福 kathycho@donga.com