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宋康昊、「俳優パワー」トップ

Posted April. 06, 2004 23:09,   

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「観客1000万人」時代を開いた『実尾島』と『太極旗を翻し』上映以降、映画界の「パワー系譜」はどのように書きなおされたのだろうか。

調査の結果、「俳優パワー」1位は9.46点を記録した宋康昊(ソン・ガンホ)。『オールドボーイ』の崔岷植(チェ・ミンシク、8.48点)と『実尾島』の薛景求(ソル・キョング、8.17点)はそれぞれ2、3位を記録した。

東亜(トンア)日報映画チームは最近、映画制作者や評論家など、専門家13人を対象に「俳優パワー」、「監督パワー」に関するアンケート調査を実施した。10点満点を基準に俳優と監督の力を数値で表す方式だった。

宋康昊の1位受賞は『実尾島』と『太極旗を翻し』に打ち勝ったという点で注目される。映画評論家の金泳鎮(キム・ヨンジン)氏は「宋康昊は文句なしの韓国最高演技者であり、観客も絶対的好感を持っている俳優だ」と評価した。

もちろん、1000万人を動員した映画の力は「パワー」の順位に少なからぬ影響を及ぼした。『実尾島』の主役で3位になった薛景求は「作品性と興行性の両方をカバーできる能力をもった俳優」として選ばれた。張東健(チャン・ドンゴン、4位、7.67点)と元彬(ウォン・ビン、9位、2.83点)も『太極旗を翻し』の影響でトップ10入りを果たした。

熾烈だったのは「監督パワー」部門。康祐碩(カン・ウソク)と姜帝圭(カン・ジェギュ)監督の熾烈な戦いの末、康祐碩監督(9.37点)が姜帝圭監督(2位、9.24点)を抑え、1位になった。

しかし、俳優と監督部門両方とも、韓国映画界を代表する新しい「顔」が増えたというのが映画界の指摘だ。映画評論家の全燦一(チョン・チャンイル)氏は、「90年代末までは韓石圭(ハン・ソッキュ)・沈銀河(シム・ウンハ)時代が維持されてきたが、それ以来、韓国映画界は俳優と監督が競争を繰り広げる『春秋戦国時代』が到来した」と話した。

今回の調査で宋康昊が1位となったが、「絶対的強者」ではないとの分析だ。宋康昊はチケットパワーとコメディージャンルで、崔岷植と薛景求は演技力とカリスマ性で高い評価を受けた。

30代半ばの彼ら「ビック3」に比べ、張東健とグォン・サンウ(6位、5.23点)は映画界のヤングパワーを形成している。張東健はデビュー作『敗者復活戦』を皮切りに『アナーキスト』、『海岸線』などの作品に出演、演技が安定していないという評価を受けたが、『太極旗を翻し』を契機に「張東健時代」を予告している。

01年『火山高』でデビューしたグォン・サンウは相次ぐ映画やテレビドラマの大ヒットでキャスティング順位1位を記録している。10代と20代の観客を対象にした嗜好度は最高水準だという評価。しかし、「どういう監督と一緒にするかによって変化が激しい」という評価もついて回る。

女優パワーは、今回の調査でも男性に比べ相対的に低い結果となった。女優では『猟奇的な彼女』の全智賢(チョン・ジヒョン、6.45点)と『スキャンダルー朝鮮男女相悦之詞』の全度妍(チョン・ドヨン、3.45点)がそれぞれ5位と7位を記録した。

しかし、90年代最高スターである韓石圭、沈銀河に対する専門家の以下の「コメント」は、いつでも今の評価が変わる可能性があることを示唆する。

「沈銀河—女神。女優の中で最高のチケットパワー。顔さえを見せてくれれば…」(映画評論家、シム・ヨンソプ)

「韓石圭—今は『ビッグ3』に入っていないが、彼はいつでも作品1本で十分皇帝になれる」(LJフィルム、李スンジェ代表)



金甲植 dunanworld@donga.com