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[オピニオン]予算小委から李貞鉉議員が受けた「予算爆弾」

[オピニオン]予算小委から李貞鉉議員が受けた「予算爆弾」

Posted November. 18, 2014 10:09,   

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来年度政府予算案を調整する国会予算決算特別委員会予算案調整小委のセヌリ党議員の名簿に李貞鉉(イ・ジョンヒョン)議員(全羅南道順天−谷城)の名前がなかった。セヌリ党最高委員である李氏は、今年の7・30再補選で「全羅道(チョンラド)地域に予算爆弾を投下する」という公約を掲げ、セヌリ党系政党議員として26年ぶりに全南道地域で当選を果たした。セヌリ党指導部も、李氏を積極的に支援する考えを何度も明らかにしたが、予算小委に含めなかった。

◆9人のセヌリ党員を輩出した江原道(カンウォンド)側から、「昨年も予算小委に入れなかった」として、金鎮台(キム・ジンテ)議員(江原道春川)を予算小委に入れるよう強く求め、与党に配分された委員8人に李氏を含めることができなかったという。李氏は、「江原道議員の立場を理解する」とし、「再補選で当選したばかりなので、来年に機会があるだろう」と話した。金武星(キム・ムソン)セヌリ党代表は、予算小委に入った李鶴宰(イ・ハクジェ)、李賢在(イ・ヒョンジェ)議員に、李氏が要請する全羅道地域の予算を格別に配慮するよう頼んだという。

◆全羅道地方区の新政治民主連合の朴智元(パク・チウォン)議員は最近、「セヌリ党が予算爆弾を投下すると言ったが、予算ビラ(言葉の宣伝戦)だけを投下している」と皮肉った。李氏は、予算爆弾公約が空手形にならないよう予算審議の期間に議員会館の事務所に「ベースキャンプ」を設け、全羅道から来る人々と毎日会い、予算の反映状況をリアルタイムで把握する計画だ。全羅道の民心を考えると、セヌリ党だけでなく新政治民主連合も李氏の予算配分要求に反対したり知らぬ振りをすることはできない。

◆国会では現在、来年の予算配分をめぐって激しい競争が起こっている。特定地域に予算を「爆弾」レベルで配分することが果たして妥当なのか、疑問が提起されるだろう。「資源の合理的配分」という予算配分の大原則とかけ離れる恐れがある。予算小委は、貴重な国民の税金を全国的に効率的に配分することに深く思慮することを願う。

朴成遠(パク・ソンウォン)論説委員 swpark@donga.com