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レッドソックスの金炳賢「大当たり」

Posted January. 24, 2004 23:46,   

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金炳賢(キム・ビョンヒョン、25、ボストン・レッドソックス、写真)が、嬉しいお年玉をもらった。旧正月前日の21日、2年間で1000万ドル(約120億ウォン)の大金をつかんだのだ。昨年、325万ドルを手にした金炳賢は、これで年俸500万ドルという「大物」となった。

2年間1000万ドルというのは、ひときわ強い寒波の吹き寄せた今年の大リーグストーブリーグでは型破りな待遇と言える。昨年、金炳賢とともに2枚歯リリーフの一方を勤め、プレーオフ8試合でも防御率1.13という、目覚しい活躍をみせたスコット・ウィリアムソンが、年棒317万5000ドルで契約したのに比べると、ボストン球団が金炳賢にかける期待の程度が想像できる。

今回の契約で金炳賢は、昨年の「中指事件」と国内での記者暴行ハプニング、トレード説など、数々の噂を一気に静めた。大リーグの認める、実力を備えた選手であることが、改めて立証されたからだ。

この先、彼の大リーグ人生も「バラ色」になるはず。

一先ず、今シーズン先発投手の座を保障されている。ボストンは、ぺドロ・マルチネスとカート・シリングの「ワンツーパンチ」とデレッグ・ロー、「ナックルボール投手」のティム・ウェイクフィールドが、今シーズンの第1〜4先発となっている。

残る1人の先発ポストをめぐって金炳賢と、昨年マイナーリーグの3Aでパーフェクトゲームを演じたブロンソン・アロヨが競合中だったが、1000万ドルの契約で金炳賢の完勝となった。球団が、年俸500万ドルの投手を、つなぎの投手として使うはずがないからだ。

これを裏づけるように、ボストンの公式ホームページ(http://boston.redsox.mlb.com)も「球団が、2年間1000万ドルで金炳賢と契約したのは、彼を先発投手と考えていることの証拠だ」と報じた。2年後には、自由契約選手(FA)となり、再び年俸更新の夢を抱くことも可能だ。

金炳賢の国内エージェントである「ストリア」の李ジェスン室長は「本人が今回の契約に非常に満足している。(金炳賢)は、旧正月休み中、故郷の光州には帰らずソウルに滞在しており、来週初めに米国に向かう予定だ」と伝えた。



金相洙 ssoo@donga.com