アルカイダが客船乗っ取りや乗客殺害を計画、ドイツで押収の暗号文書で判明
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MAY 02, 2012 07:27.
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国際テロ組織アルカイダが、客船を乗っ取って乗客を人質にした後、殺害する計画を立てていたことが明らかになった。また、乗客にキューバのグアンタナモ米軍基地に収容されている受刑者と同じオレンジ色のつなぎを着用させ、乗客を殺害する場面をビデオで撮影する計画もしていた。
CNN放送は4月30日、ドイツの情報機関によって、昨年5月16日にベルリンで逮捕されたオーストリア人のアルカイダのメンバー、マクスッド・ロディン容疑者(23)を取り調べ、このような計画を入手したと報じた。具体的なテロの実行日は明らかになっておらず、同計画は指導者オサマ・ビンラディン容疑者が射殺される(2011年5月2日)前に企画されていたとみられる。
ドイツの情報機関は、パキスタンからブダペストとハンガリー経由でドイツに入国したロディン容疑者を取り調べ、下着の中から親指の爪2枚ほどの大きさのメモリーカードを発見した。この中から「キック・アス」などのポルノビデオが見つかった。
単なるポルノビデオと見えるかもしれないが、暗号分析チームが数週間かけてこのファイルを解読したところ、100件余りのアルカイダの大胆なテロ計画や今後の作戦のロードマップが含まれた文書が発見された。「フューチャーワークス」と呼ばれる文書では、国際社会に圧力をかけるために、客船を襲って乗客を次々に殺害し、殺害を中止する見返りに、メンバーの釈放を要求するという具体的な計画が含まれていた。また、08年11月、インド・ムンバイ市を麻痺させた同時テロと同じような攻撃を欧州でも実行するという計画まであった。当時ムンバイでは、アルカイダのメンバー10人が3日間で164人を殺害した。ドイツ語と英語、アラビア語で書かれたテロ訓練の手引書もファイルから見つかった。
ドイツ情報機関は、これらの文書が09年に作成されたと推定した。これらの文書がアルカイダがテロ攻撃の新たな標的や手法について、話し合った記録である可能性もある。米情報機関者は、「ファイルには、昨年ネイビーシールズがパキスタンにあるビンラディンのアボタバード邸宅で発見された情報を含むアルカイダの重要情報があった」と伝えた。
情報機関の関係者は、これらの文書は、昨年パキスタン警察に逮捕されたアルカイダのユニス・モーリタニ幹部が作成したと推定している。ユスフ・オカク容疑者は、ロディン容疑者が逮捕されて2週間後にウィーンで逮捕され、現在ベルリンで裁判を受けている。彼らは、パキスタン部族地域のテロ訓練キャンプを訪れた後、自爆テロを募るために欧州に戻ったと見られている。