Go to contents

北朝鮮、「照準射撃する」と韓国軍艦に警告

北朝鮮、「照準射撃する」と韓国軍艦に警告

Posted May. 09, 2015 07:21,   

한국어

北朝鮮が8日、西海(ソヘ・黄海)上の北方限界線(NLL)一帯で、韓国海軍の艦艇が北朝鮮の領海を侵犯したとして、照準射撃すると警告した。これに対して、国防部は抗議声明を出し、「もし北朝鮮が韓国側の警告を無視して挑発すれば、後悔するよう断固として強力に対応する」と警告した。

北朝鮮の西南戦線軍司令部は同日、「非常特別警告」で、「今、この時刻から海上分界線を侵犯する(韓国)海軍艦艇に対して照準射撃を加える」とし、「自衛的な照準射撃に挑戦する場合、より強力な2次、3次それ以上の連続的な射撃を加える」と主張した。このような主張が、「委任」によるものだと明らかにし、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記による指示を示唆した。

北朝鮮は、「海軍快速艇17隻が、第3国の漁船の取り締まりを理由に、1〜7日の間に毎日2、3回、領海を侵犯した」と口実を掲げた。ワタリガニ漁のシーズンに不法操業する外国漁船の取り締まりを問題視したようだ。「全前線で行われているビラ散布行為と時を共にしている」と主張し、北朝鮮に対するビラ問題も取り上げた。

北朝鮮は、どこで侵犯があったのか具体的に明らかにしていない。

国防部は声明で、「北朝鮮の警告に深刻な遺憾を表明する」とし、「西海NLL一帯で緊張を高めているのは、韓国ではなく北朝鮮だ。事実関係を歪曲した威嚇性の言動で南北間に不必要な軍事的緊張が造成されている」と反論した。

北朝鮮は、たびたび南北情勢で有利な局面を作るために、西海NLL一帯の緊張を高めるやり方を繰り返してきた。昨年10月にも、黄炳瑞(ファン・ビョンソ)北朝鮮軍総政治局長など北朝鮮高官「3人衆」が仁川(インチョン)を訪れて「南北関係をよくしよう」と言った3日後に、北朝鮮警備艇がNLLを侵犯し、南北間の交戦が起こった。



zeitung@donga.com