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「上げたり下げたり」 金正恩に翻弄される軍首脳の階級

「上げたり下げたり」 金正恩に翻弄される軍首脳の階級

Posted February. 06, 2014 04:34,   

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北朝鮮の張正男(チャン・ジョンナム)人民武力部長が大将から上将(韓国軍の中将に相当)に降格されていることが確認された。朝鮮中央テレビが4日に放送した第111号白頭山選挙区の選挙者大会の映像の中で、張氏が上将階級章をつけて演説している姿が映ったのだ。金正恩(キム・ジョンウン)労働党第1書記を第13期最高人民会議代議員候補に推戴する場面だった。

映像では、ヨム・チョルソン人民軍総政治局宣伝副局長も中将(韓国軍の少将に相当)から降格され、少将(准将)として行事の司会を務める姿が確認された。

張氏は先月1日、金第1書記に同行して錦寿山(クムスサン)太陽宮殿を参拝した時までは大将だった。昨年8月に金第1書記が主宰した労働党中央軍事委員会拡大会議で大将に昇進していた張氏は、昇進から6ヵ月目で階級章から星が一つ落とされたのだ。

金正恩体制下で軍首脳部の降格と復権が頻発している。最高の実力者である崔龍海(チェ・リョンヘ)総政治局長も、2012年4月に大将から次帥に昇進したが、同年12月、大将に降格されては、昨年2月に再び次帥になった。韓国軍の関係者は、「金正恩が軍の主要人物の階級を手玉に取って、忠誠競争を引き起こし、軍への掌握力と地位の強化を図っている」と話した。