軍服務の1%を住民支援に割愛、第7師団が地域を支えるボランティア運動
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JUNE 22, 2012 07:37.
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20日の午後、江原道華川郡華川邑(カンウォンド・ファチョングン・ファチョンウプ)にある地元の児童福祉センター。ソン・ジンウ君(10=華川小学校3年)は、トランペットを吹きながら頬をいっぱいに膨らませていた。しかし音は、なかなか思うように出ない。何度も深呼吸をしながら力を入れて吹いているうちに、ある瞬間「ピッ」と音が出た。兵隊さんたちから拍手が沸いた。「すげー。ジンウ君は才能あるね」。
華川に駐屯している陸軍第7師団の軍楽隊員らは、日課後に地元の子どもたちに楽器を教えている。将兵4人は、この日持って来たギターとサックスフォン、トランペットで、10人あまりの子どもたちに基礎から一つずつ教えた。楽器を初めて目にする子どもたちは、不思議な旋律と音に夢中になり、2時間を将兵たちの傍を離れようとしなかった。
軍楽隊将兵らのボランティアは、第7師団が所属の全将兵を対象に実施している「ボランティア100万時間」キャンペーンの一環として行われた。昨年4月、ウォン・ホンギュ師団長の就任以来、本格化したキャンペーンは、今年さらに活気を帯びてきた。昨年は、希望する将兵に限って実施していたのを、今年は全将兵が参加できるようにした。今年4月には、「ボランティア100万時間」を師団の目標に設定し、師団長をはじめ配属された二等兵に至るまで、師団の全将兵が参加している。
ボランティアは、季節や駐屯している村、もしくは将兵個々人の適性や才能に応じて、様々な分野にわたっている。20人の将兵が地元児童センターと小中学校など5ヵ所で英語、数学、美術、体育などを教えており、福祉施設の訪問や村の花園作り、有害植物の駆除など単純なボランティア活動も行っている。また、整備大隊は、農繁期に農機具の修理を手伝い、工兵大隊は管内で愛の家作りが行われる際、支援活動を行っている。軍楽隊は毎週土曜に、華川邑ソンドン通りで市民と観光客向けの演奏会を行っている。地域で開かれる祭りにも、将兵らが大量に投入され、祭りを手伝っている。
第7師団の「ボランティア100万時間」は、1週間の168時間(24時間7日)のうち、約1%に当たる2時間あまりを割いてボランティア活動を行う「1%を分ける運動」だ。ボランティア活動を通じて、ともに暮らす智恵を学び、ボランティア経歴を認めてもらうことによって、除隊後の生活にも役立てるという趣旨からだ。長期的には軍生活に適応できないことから生じる各種トラブルの予防でも効果を期待している。
ボランティア活動時間は、個人別に地元のボランティアセンターに登録するが、軍服務中の21ヵ月1万5120時間の1%を割いても150時間のボランティアができる。最近は一部の大学で軍でのブランティア活動を優遇しているため、結果的に除隊後の学業と就業の競争力強化につながることになる。
しかし、最初は将兵らの不満も少なくなかった。休める時間にボランティアをすることに抵抗もあった。ところが、ボランティア活動を通じて、人を助けることの喜びを体験してから、そのような不満は殆どなくなった。毎週土曜に街角で演奏会をしている軍楽隊のチョン・ピルヒョン上等兵(23)は、「好きな音楽を演奏しながらボランティア活動ができて大変遣り甲斐を感じている。除隊するまで続けたい」と語った。
ウォン師団長も、毎週有害植物の駆除運動に参加したり、地元の中高校から特別講演の要請があれば積極的に応じている。ウォン師団長は、「夢と目標意識がはっきりしている将兵は軍生活にも積極的だし、優れた戦闘力を発揮するんだと、指揮官たちは考えている」と言い、「将兵たちがやり甲斐を感じ、生産的な軍生活を送ることが、将来社会のリーダーとしての役割を果たしていく上で良質の肥やしになることを確信している」と話した。