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マイホームを諦めた世代、ドレスルーム家具が新トレンドに
AUGUST 30, 2012 08:34  

今秋に結婚する予定のキム某氏(30)は借家のマンションで使う新婚家具の購入に追われているが、タンスは買っていない。その代わり一部屋をドレスルームに仕立てるつもりで、複数の家具メーカーから見積書をもらっている。キム氏は、「契約期限が切れると引っ越すこともありうるのに、その都度『大型タンス』など持ち運ぶなんて大変でしょう」と言い、「ドレスルームの家具は組立式なので、取り付けと取り外しが簡単で実用的だ」と話した。

マイホームの購入を諦める若い世代を意味する「ジプポゾク(自宅放棄族)」の増加と共に、「タンス時代」も暮れかかっている。借家を転々とする世帯が増え、嫁入り家具を選ぶ時、持ち運びの利便性が重要な物差しとなっているからだ。

総合家具メーカー・ハンセムによると、上半期(1〜6月)のタンスの売上は、昨年下半期(7〜12月)比10%減少した。一方、ドレスルーム家具の売上は42%伸びた。タンス需要がドレスルームへと早いテンポで取って代わっている。

このような現象は、中小メーカー各社を含め、家具業界全体においての全般的なトレンドとなっている。Gマーケットによると、上半期のドレスルーム家具の売上は、前年同期は75%伸びた。家具業界の関係者は、「最近の若者夫婦は、部屋の壁の一面をふさいでしまうタンスはほとんど買い求めない」とし、「『嫁入り家具トップの大型タンス』などという言葉はいまや昔の言葉」と主張した。

ドレスルームの需要が伸びたのは、住宅購入を諦める30代が増えているからだ。LG経済研究院の調査によると、「自宅を購入せず、借家で間に合わせてもいい」と答えた30代は41.1%だった。テナント契約の期限切れと共に引っ越すケースが多く、嫁入り道具を購入する時も、できるだけ持ち運びやすい家具を好む。持ち運び式ハンガーや棚、収納ボックスなどで構成されているドレスルーム家具は組立や分解、持ち運びが容易なのが特徴だ。

業界では、共稼ぎ新婚夫婦の増加や住居文化の変化なども、タンスを嫌う現象に影響を及ぼしていると見られる。最近、専用面積60平方メートル台のマンションの大半が3Lで設計され、子育てや出産を遅らせる共働き夫婦が、寝室や書斎に一部屋ずつを当て、残りの一部屋をドレスルームに使うケースが増えている。

今春結婚したチャン某氏(28)は2Lの部屋を借りたが、居間を書斎として飾り、残りの一部屋をドレスルームに作った。チャン氏は、「出勤時間が異なる時、相手に気兼ねせず、準備することができていい」と話した。昨年、統計庁の資料によると、30代の世帯主の家庭の41.1%が共働きだった。

業界では、ドレスルーム家具の人気は当面続くものと見ており、関連製品の品揃えを強化させている。ハンセムは昨年末から、直営ショールームに取り付けた60平方メートル型モデルハウスの一部屋をドレスルームに仕立て、ドレスルーム家具「アルト」ラインを拡大している。エモンスは最近、ドレスルーム家具「スタイルユー」を新たに披露した。

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