韓国の輸出業界に「マドリング・スルー」症候群
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JULY 16, 2012 06:53.
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機械を製造する工作機械業界は最近緊張を高めている。中国は「世界の工場」という名にふさわしく国内工作機械輸出の50%を占めるほど、巨大市場にあげられる。今年1〜5月、工作機械の対中輸出額は3億6300万ドルで、昨年同期対比21.6%も増加した。中国でのスマートホンや自動車生産施設の投資が増えて、工作機械の需要が増加した。昨年末、ギリシャ救済金融など、欧州発財政危機が沈静化に向かうかのように見えた。しかし、状況は反転した。5月半ば以後、各国の財政危機解決策に対する国家間の見解の違いを解消できず、中国内の投資心理が萎縮した。工作機械業界の5月の輸出額が前月対比17.6%急減した。
イタリア輸出を担当するある家電業界は今年の輸出が昨年より10%ぐらい減少した。欧州の景気が深刻に悪化したことによる結果だ。同社の関係者は、「所得が減少した消費者が価格に敏感になったせいで、メーカー間の価格競争も熾烈になり、利益はもっと減少した」と言って、ため息をついた。
韓国の輸出戦線に赤信号が点された。欧州の財政危機によって触発された世界景気の低迷で各国の消費心理が萎縮し、韓国にも直接響く兆しを見せている。特に、国内輸出額の半分に迫る米国、中国、欧州連合(EU)の景気がなかなか反発する動きを見せていない。一部では韓国経済が世界景気低迷という「泥」を通過しながら成長動力が徐々に冷める「マドリングスルー(muddling through)症候群」にかかっていると懸念した。
●迷惑な「不況型黒字」
15日関税庁が発表した「6月および上半期輸出入動向(確定値)」によると、6月の貿易収支黒字は49億1000万ドルで、昨年6月(19億1000万ドル)より2倍以上拡大した。5ヵ月連続黒字だ。月間黒字規模としては10年10月(63億4000万ドル)以後最大規模であり、歴代6番目だ。今年上半期の累積輸出額は2752億ドル、輸入は2646億ドルで、107億ドルの黒字を記録した。
しかし、中身を見てみると状況は違う。輸出実績が良いからというよりは、内需低迷による「不況型黒字」であるためだ。6月の輸出は前年同月対比1.1%増加した472億5000万ドル、輸入は5.5%減った423億4000万ドルを記録した。輸入は5月(マイナス1.08%)に続き2ヵ月連続減少して低迷している内需景気を反映した。
●米・中・欧州への傾き現象
輸出は特に、欧州、中国、米国などいわゆる「トライアングル」地域で低迷した。今年上半期の金額基準で欧州9.3%、中国23.0%、米国11.1%で全体の43.4%に当たる。
EU向け輸出は4ヵ月間減少し続け、上半期に16.1%も後退した。米国向け輸出は2、3月にそれぞれ47.4%、27.9%の高い伸び率を示し、上半期に10.2%増加した。しかし、5月マイナス8.4%、6月マイナス0.3%で2ヵ月連続下落した。これまで輸出の下支えになっている中国への輸出も4ヵ月連続減少傾向を示し、上半期に1.5%も減少した。
問題はこれら地域で低迷の出口が見えていないという点だ。米国は1四半期の1.9%の成長に続き、第2四半期も2%に及ばない成長にとどまるという見通しが出ている。ウォーレン・バフェット・バークシャー・ハサウェイ会長は最近、「米国の経済成長が停滞の局面に陥っている」と話した。実際、米国の6月の雇用増加は予想(10万人)を下回る8万人に集計された。
欧州も同じだ。ユーロゾーン(ユーロ貨使用17カ国)の民間部門の景気が5ヵ月連続萎縮している。ユーロゾーンの6月の総合購買管理者指数(PMI)は46.4で、5月(46.0)よりは改善したが、5ヵ月連続基準値(50.0)を下回っている。コメルツ銀行は第2四半期のユーロゾーンの成長が前期より0.25%マイナス成長をしたと予想している。マルティン・ブレッシング最高経営者(CEO)は、「欧州の危機が終焉の兆しを見えていない」と話した。
中国のお金持ちさえ財布の紐を引き締めている。ウォールストリートジャーナルによると、バーバーリーは1四半期に4億800万ポンドぐらいの売上を記録した。これはアナリストの見通し(4億1600万ポンド)に及ばない規模で、中国の経済成長率の鈍化がブランド品の消費にも直接影響したと分析した。