グーグルが作った新世界
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JUNE 29, 2012 07:35.
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27日(現地時間)午前11時6分。米サンフランシスコ・モスコニセンターで行われたグーグルの今年の最大技術発表会「グーグルI/O 2012」で、ビック・グンドトラ上級副社長が、ソーシャルネットワークサービス(SNS)の新機能発表を行っている真っ最中だった。
ところがいきなり、グーグルのセルゲイ・ブリン創業者が、舞台の上に飛び上がった。予期せぬ出来事だった。発表は中止となり、客席はざわついた。何か変だと思ったが、ブリン創業者は即座に、客席に向け大声で叫んだ。「グーグルグラスの実演をご覧になりませんか?」
グーグルグラスとは、グーグルが作った「スマートめがね」であり、スマートフォンのようにアンドロイド運営体制(OS)を使って、写真を撮ったり、インターネットを検索したり、道案内を受けたりすることもできる。ブリン創業者は、舞台の大型画面とサンフランシスコの上空に浮いている飛行船とをつなげた。その時、空ではグーグルグラスをかけていたスカイダイバーたちが、落下の準備をしていた。
●グーグルの驚くべき新技術
その後はまるで、一本のブロックバスターのミュージカルを見るような光景が繰り広げられた。スカイダイバーたちは、直ちに飛行船から飛び降り、発表会場のモスコニセンターの屋根の上に着陸した。それから、階段の代わりに、ロープを伝って会場のある3回のバルコニーに下りてきて、予め用意しておいた自転車に乗り換えた。彼らが自転車に乗った状態で、舞台に上がるまでにかかった時間はわずか10分。さらに、この全ての光景は、彼らの一人称視点で大型画面から生中継された。ブリン創業者は、「グーグルグラスは、想像すらできなかった未来が、我々の目の前まで来ていることを示す機械だ」と主張した。
グーグルは同日、行事に出席した開発者らを対象に、グーグルグラスの事前予約販売の注文を受け付けた。1台=1500ドル(約173万ウォン)もしたが、参加者らは事前予約のために、長い列に並んだ。グーグルグラスは、来年初頭、予約者らに配送される。消費者向け製品は、早くて来年下半期から、販売される予定だ。
グーグルグラスの予期せぬ発表のほか、グーグルは同日、驚くべき新技術を数々紹介した。その代表は、ほかならぬ、新アンドロイドOS「ジェリービーン」だった。ジェリービーンに含まれている「グーグルナウ(Google Now)」という検索機能は、2週間前、同じ場所で韓国語支援が発表され、国内でも話題を呼んだアップルの「シリ」を思わせた。
グーグルナウは、一言で言えば、ユーザーが何も検索しなくても、必要な情報を自ら検索する人工知能検索機能だ。例えば、ユーザーが普段から頻繁に通っている場所に行けば、お昼ごろ、文字を入力したり、一言もしゃべらなくても、スマートフォンの検索ボタンのみ押せば、自ら周辺のよい飲食店を薦めてくれる。
グーグルのヒューゴ・バラ製品総括取締役は、「シリとグーグルナウとは、アクセスのやり方が全く違う」とし、「アップルと違って、我々は世の中の全ての情報を検索し、できるだけ早く、回答するのが目標だ」と主張した。シリが天気や株価、飲食店、道案内などの特定分野の回答だけを、制限的に提供することを指摘したのだ。
●グーグルのハードウェア
同日、グーグルが披露した新しいハードウェアも、注目を集めた。グーグルは台湾のアスースを通じ、「ネクサス7」というタブレットPCを発表した。7インチ型画面の同タブレットは、ライバル製品であるアップルの「アイパッド」より画面が小さく、鮮明度も落ちる上、機械性能もやや落ちている。しかし、アイパッドは499ドルなのに、ネクサスはその半値以下の199ドルだ。
バラ取締役は、「アマゾンの『キンドルファイア』や三星(サムスン)電子の『ギャラクシータブ』など、従来の7インチ型タブレットは市場であまり人気を獲得できなかった」という指摘に対し、「ネクサス7は、安価な上、きちんと作られた初の7インチ型タブレットだ」と主張した。
そのほか、グーグルは外部メーカーに製造を委託する代わり、米国内工場で初めて直接生産した消費者用ハードウェア「ネクサスQ」も発表した。テレビやオーディオに繋げ、周辺のアンドロイド機器から再生する音楽や映画を見ることのできる一種のセットトップボックスだった。
昨年、グーグルI/Oで、グーグルは最新タブレットPCやノートパソコンを共に三星電子に頼って生産した。しかし今年、グーグルI/Oでは、三星電子への依存度が大幅に減っている。これについて、グンドトラ上級副社長は、ポケットから自分が使っている新しい「ギャラクシーS3」スマートフォンを取り出し、「三星電子とグーグルとの間には全く問題ない」とし、「三星のスマートフォンは本当にすばらしい」と褒め称えた。