戦術対空監視レーダー、韓国企業が世界4番目に自主開発
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MAY 02, 2012 07:27.
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韓国企業が、韓半島の上空を手の平を見るように監視できる長距離レーダー技術を開発した。このレーダーを利用すれば、韓半島の上空に接近するすべての飛行機はもとより、北朝鮮の「テポドン2号」のような長距離ミサイルも発射した瞬間に探知することができる。
軍需企業のLIGネクスウォンは1日、1年間の研究開発期間を経て、探知距離400キロ水準の「戦術対空監視レーダー」(以下戦術レーダー)の設計を終え、実際に製品の製作段階に入ったことを明らかにした。
これまでは戦術レーダーの製作技術がなく、外国の装備を輸入してきた。今回、長距離レーダーの国産化に成功したことで、国防技術の自立化だけでなく、海外への輸出も期待される。同様の性能の外国産戦術レーダーの価格は1台当たり200億ウォンにのぼる。
●対空防衛システムの自立に期待
レーダーは、電波を発射し、反射して戻ってくる電波を分析して、敵の航空機までの距離や方向を捉える探知装備で、国防システムを構築する必須の装備だ。
探知距離300キロ以上は「長距離レーダー」に分類される。LIGネクスウォンが開発した戦術レーダーは、探知距離が400キロ以上で、3、4台設置すれば、韓半島に接近する敵の軍飛行機や大陸間弾道弾など、すべての戦術戦略兵器を監視することができる。
広い地域を探知する戦術レーダーは、狭い韓半島では一層役立つ。北朝鮮の上空まですべて監視できるため、敵のミサイル発射や戦闘機の出撃を直ちに探知できる。
戦術レーダーは、北朝鮮のロケット「銀河3号」の発射で憂慮されている長距離ミサイルへの対応にも役立つ。長距離ミサイルを迎撃するには、ミサイルだけを専門的に追跡する「ミサイル探知追跡レーダー」が必要だ。しかし、戦術レーダーの情報で迎撃前の事前警報や発射位置、報復攻撃が可能になる。LIGネクスウォンのチョン・ミンヒョンISR研究センターチーム長は、「今回開発された戦術レーダーは、先進国と同レベルのミサイル監視能力を備えている」と説明した。
LIGネクスウォンは、国防科学研究所が行っている海軍艦艇用の中距離レーダー(探知範囲100〜200キロ)の開発にも06年から参加し、国産化の完了段階に入った。このほかに空軍用中距離レーダーも開発中だ。LIGネクスウォンは、中長距離国産レーダーを3、4年内に軍に納品する計画だ。
●米、伊、スペインに続き世界4番目の開発
探知範囲300キロを超える戦術レーダーは、使用する電波の波長が、短中距離レーダーに比べてはるかに長い。しかし、波長が長いだけに正確さも落ち、レーダーに現れた物体を識別することが難しいという短所がある。
このような問題のため、現在、陸上用の長距離戦術レーダーを製作・販売する企業は、世界でも米国の「ロッキードマーティン」、イタリアの「セレックス」、スペインの「インドラ」の3社だけだ。チョン氏は、「複雑な周波数の波長を分析するために、ソフトウェア技術を利用して、精密性を上げる作業が最も困難だったが、克服できた」と話した。
LIGネクスウォンは、今回開発された戦術レーダーの製作技術を応用して、大陸間弾道ミサイル(ICBM)のような最長距離ミサイルを追跡・迎撃できるミサイル探知追跡レーダー技術も研究する計画だ。