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米、ビンラディン氏の声を探知

Posted December. 17, 2001 10:53,   

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米国は15日、アフガニスタン東部の山岳地帯トラボラで、オサマ・ビンラディン氏の声を探知し、同地域の洞くつに対する捜索作戦と空襲をさらに強化した。

米ワシントンタイムズ紙は、探知されたビンラディン氏の声がこれまで知られている声と一致すれば、これはいまだにビンラディン氏がアフガン東部の山岳地帯スピンガル地区のトラボラ付近に立てこもっていることを意味すると、15日報じた。

同紙は、米政府高官のことばを引用し、非常に短距離の無線交信を通じて、ビンラディン氏のテロ組織「アルカイダ」部隊に命令を下す声と、アルカイダ兵が指導者の指示に応答する内容が探知されたと明らかにした。

米特殊部隊は探知された音声信号をもとに、反タリバーン軍といっしょにトラボラ山岳地帯の洞くつとトンネルを捜索する一方、B52爆撃機などで大々的な空襲作戦を行った。

ラムズフェルド米国防長官は16日、「米軍が200発の爆弾を投下するなど激しい戦闘が行われた」とし、「反タリバーン軍は、ここ2日間に2kmも進撃し、多くのアルカイダ兵が戦死し、約50人の兵士が降伏してきた」と述べた。

反タリバーン軍のハズラト・アリ司令官のスポークスマンも、交戦を通じてアラブとチェチェン出身のアルカイダ兵33人を射殺し、4人の捕虜を捕らえたことを明らかにした。また、パキスタン政府はトラボラを脱出し国境に潜入したアルカイダ兵31人を逮捕し、投獄したと発表した。またAFP通信は、アルカイダ主力軍の激しい反撃で、ここ2日間、いくつかの高地を再奪還されたと報じた。

                                        一方、米海兵隊はカンダハル空港に大規模な捕虜収容所の設置を急いでおり、アルカイダ兵の大規模な降伏と逮捕に備えている。ある米軍将校は、最大300人を収容できる捕虜収容所の設置作業が進められており、米軍と民間人の専門家19人が14日カンダハルに到着し、核兵器と生物化学兵器の捜索作業に乗り出したと明らかにした。



宣大仁 eodls@donga.com