Go to contents

今季8点目も冴えない顔、孫興民が主力争いに闘志

今季8点目も冴えない顔、孫興民が主力争いに闘志

Posted January. 10, 2017 08:30,   

Updated January. 10, 2017 08:32

한국어
孫興民(ソン・フンミン=25、トッテナム、写真)がグラウンドで同僚たちと交わってダンスを踊る。自らゴールを決めたり試合内容に納得したときだ。ところが、試合でミスを出したり、パフォーマンスに満足できなかったときは、多くの観客が見守る中でも大粒の涙をこぼす。このように、孫興民は、自らの感情を隠さない選手だ。

9日(韓国時間)、ロンドンで行われたイングランド・サッカー協会(FA)カップの3回戦を終えた後、孫興民の表情はどうして冴えなかったのだろう。試合終了後、クラブのインタビューで頭をかきながら照れくさい笑みを浮かべた。その上で「試合に沢山出れると良いけど…いつでも試合に出れるよう準備しなければならない」と話した。「今の状況は幸せか」という質問に対する答えだった。

この日先発出場した孫興民は、トッテナムが1-0でリードした後半35分に追加点を決め、2-0の勝利に貢献した。今季8点目を奪い、昨季の得点に並んだ。ところが、孫興民が手放しで喜べなかったのは、チーム内で確実に主力の地位を勝ち取れていないからだ。昨年9月にシーズン初先発の試合で2点を奪うなど序盤には主力で活躍した孫興民だが、チームのエース、ハリー・ケインが復帰しれからは途中出場のケースが増えた。今季はリーグ戦6試合に途中出場したが、このうち5試合がケインが負傷から復帰した昨年11月6日以降の試合だった。

トッテナム加入500日を迎える意味深い日の試合で得点を挙げた孫興民は主力争いを続けると闘志を燃やした。孫興民は「リーグ戦、FAカップなど舞台を選ばず、良いパフォーマンスを見せてゴールを決めたい」と話した。



鄭允喆 trigger@donga.com