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世界テコンドー選手権、全北茂朱で24日開幕

世界テコンドー選手権、全北茂朱で24日開幕

Posted June. 23, 2017 09:50,   

Updated June. 23, 2017 09:50

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世界テコンドー連盟(WTF)の世界テコンドー選手権が24日、全羅北道茂朱(チョルラブクド・ムジュ)で開幕する。2年に一度開かれる大会は、今年で23回目を迎える。韓国で開催されるのは2011年の慶州(キョンジュ)大会以来の6年ぶりで通算7度目。テコンドーの宗主国として競技の知名度をと地位を高めるたえには、国内よりは海外で大会を開催した方がより有利だ。テコンドーの地位が今より低かった1970年代には大会招致を希望する地域がなく、第1、2回大会はソウルで開かれた。

しかし、今回の茂朱大会は事情が違う。茂朱はトルコのサムスンとの競争を制して今大会を招致した。トルコは今大会の全階級(男女各8階級)に出場するほど、テコンドーのすそ野が広く、人気も高い。2年後の第24回大会は英国のマンチェスターで開催される。マンチェスターは米国ヒューストンを招致合戦を制した。

茂朱が今大会を招致したのは、テコンドー院を世界に知らせるためだ。2014年にオープンした手コンド院は「世界テコンドーの聖地」を名乗る施設で、2000億ウォンを超える資金を投じて建てられた。敷地面積だけでソウル・ワールドカップ競技場の10倍で国際競技や修練、教育、研究、交流うなどテコンドー関連の各種イベントを消化できる空間だ。今回の世界選手権は、テコンドー院の開院後初めて開かれる大型イベントだ。チョ・ジョンウォンWTF総裁は、「世界テコンドーの中心を名乗るテコンドー院を直接見れば宗主国としての韓国をさらに高く見るだろう」と話した。

テコンドー院の地位に相応しく、今大会は史上最大の規模で開かれる。183ヵ国から971人の選手と796人の役員が参加する。階級別に世界トップレベルの技量を備えた選手の殆どが参加し、大会の規模だけでなく競技力面でも最高レベルの大会になりそうだ。昨年のリオデジャネイロ五輪の男女各4階級の金メダリスト8人が今大会に参加する。

韓国はリオ五輪代表5人のうち引退したチャ・ドンミンを除いた4人を含めて16人が出場する。リオ五輪で金メダルを獲得したオ・ヘリ(春川市庁)とキム・ソヒ(韓国ガス公社)は、それぞれ女子73キロ級と49キロ級に、銅メダルを獲得したイ・デフン(韓国ガス公社)とキム・テフン(水原市庁)はそれぞれ男子68キロ級と54キロ級に出場する。今大会にはイラン出身の難民選手ディナ・フルユネス・ランゲルディも出場する。オランダに住んでいるランゲルディは競技服にWTFほ旗をつけて女子46キロ級に出場するが、世界選手権に難民選手が出場するのは初めて。

WTFは攻撃的な試合を誘導するため、今大会からボディーへの足蹴り攻撃による得点を1点から2点に上げた。またリオ五輪で競技への興味を半減させたと指摘された、いわゆる「足フェンシング」を防ぐため、3秒以上を足を挙げたままでいたり相手攻撃を防ごうと3秒以上を足を挙げて足を振る動きに対しては減点を与えることにした。

今大会には北朝鮮が主導する国際テコンドー連盟(ITF)の演武団が参加し、24日の開会式と30日の閉会式で公演を行う。ITF演武団は、26日に全州(チョンジュ)で、28日はソウルで公演を行う。23日に入国するITF演武団の来韓は、新政権発足後、初の南北間のスポーツ交流となる。今年9月に平壌で開催されるITF主催の世界選手権には韓国が主導するWTFの演武団が参加する予定だ。



李宗錫 wing@donga.com